中古車オークション相場の調べ方と売買への活かし方

中古車オークションを利用してどの程度の価格で車が買えるのか、そして出品した際にどの程度の価格が付くのかは気になるところです。

そこで今回は、中古車オークションの相場の調べ方、そしてどのように売買へ活かせばよいのかを解説します。

中古車相場にある3つの価格帯

中古車相場には、一般的に次の三つの価格帯があります。

買取相場

買取相場は、買取専門店や中古車販売店に売却する際の価格になります。買取専門店の査定やディーラーの下取り額で提示されるのが買取相場の価格です。基本的には、限定モデルや特定の人気車種などを除けば、一週間ごとに相場は下がっていきます。

また、買取相場はメーカーや買取専門店ごとに基準が異なります。

単純な売却であれば、買取専門店の方が、買取価格が高くなる傾向にありますが、新車に乗り換える際の下取りであれば、新車ディーラーの方が高くなることもあります。

流通相場(中古車オークション相場)

流通相場は、中古車オークション相場での価格のことを指します。

毎週全国で開かれる業者向け中古車オークションで各車種がどの程度の価格で取引されたのかを基にして相場が決定します。こちらも限定モデルや一部の車種は、需要や人気が高まると中古車オークションで注目が集まり価格が高騰することもあります。

流通相場は、取引された翌週に極端に金額が下がることもありますし、逆に高騰することもあり得ます。

市場相場

市場相場は、販売店の店頭で付けられる価格のことです。価格帯としては買取相場・流通相場よりも高くなるのが一般的です。その理由は、中古車オークションで落札した価格に対して人件費や店舗利益が計上されているためです。

価格は店舗ごとの判断や企業の意向で決まることも多く、買取相場や流通相場のように毎週相場が下がるとは限りませんが、一方で国内の景気変動や社会情勢に大きく左右されます。

中古車オークションの仕組みとは

中古車オークション

まずは、中古車オークションについて、理解を深めましょう。中古車オークションの仕組みや具体的な流れについて解説します。

中古車オークションとは

中古車の業界には「中古車を買ってお客様に売るお店」だけでなく、「中古車を売るだけのお店」や「中古車を買うお店」も存在します。

しかし、そのようなお店では中古車を売るためには中古車を仕入れなければなりませんし、中古車を買い取るだけではビジネスにはなりません。

そこで、中古車を扱う業者向けに「中古車オークション」が全国で開催されています。全国に設けられた会場で直接車を見る以外にも、衛星中継やインターネットで参加し、車を落札することができます。

中古車オークションの具体的な流れ

中古車オークションは、以下のような流れで行われるのが一般的です。

1. 車の搬入・出費票の貼付

オークションに出品される車が搬入されて、出品票がつけられます。出品票には車名やグレード、年式や走行距離などの細かいポイントが書かれ、車の状態を知ることができます。

2. 車両検査・評価点

オークション会場の検査員によって車両検査が行われます。修復歴や走行距離などが出品票と一致しているか、傷やへこみ、エンジンなど保存状態のチェックを行い、「評価点」をつけます。

評価点は会場によって付け方は変わりますが、その車の総合的な品質を数字やアルファベットで表したもので、「〇点」という形式でつけられます。

3. 出品番号、ブロックの決定

その後は出品番号(セリの順番)が決められ、ディーラー車、ホワイトコーナー(未査定車)、トラック・バン、高級車、修復歴のある事故車など様々に分かれた出品ブロックに分けられます。

そして写真撮影された後に、出品ヤードに鍵が付いたまま並べられます。

4. 出品ヤードでの下見

出品車がセリの時間まで待機する出品ヤードには、一般ユーザーは入れません。入ることが出来るのは中古車販売業者やオークション代行業者など、オークション会場の会員のみです。

ここでオークション参加者による下見が行われます。この下見では、エンジンをかけたり、電装品を動かすなどができ、出品票と照らし合わせながら、車の状態をより細かく確認できます。

5. セリ(入札)

準備が終わり、いよいよ本番のセリ(入札)です。各業者が専用の端末によって入札を行います。4~10台程度のオークションが同時に進行され、会場だけではなく衛星中継やインターネットを通じて入札されます。

入札金額が出品者の希望価格を超えた場合、落札となり、落札価格が決まります。

もし希望価格に届かなかった場合は、再度オークションに出品するか、オークション出品を終了し、会場から車を持ち帰るかの出品者判断となります。

6. 引き渡し

無事に落札され、オークションが終了したら、車を落札者に引き渡します。出品者は名義変更用の書類を提出し、代金を受け取ります。

落札者は代金を支払い、名義変更用の書類を受け取り、諸々の細かい手続きを完了させればオークションは完了です。

業者間 中古車オークション(BtoB) USS、TAA

実際に業者間で行われているメジャーなオークションについて解説します。今回は「USS」と「TAA」という二つのオークションについて、それぞれの特徴を比較しながら見ていきましょう。

USS

オートオークション市場シェア39.4%(2018年実績)のUSS(株式会社ユー・エス・エス)が行っているオークションで、札幌から九州までの全国19カ所の会場で大規模に展開されています。年間約300万台の出品台数があります。

会場ごとにオークションの状況が映し出されるモニターがあり、車両検索や指値の登録、売買結果をリアルタイムで追うことができるほかに、車の気になる部分を遠隔操作で確認できます。

入会資格は厳格で、「公安委員会から古物商許可証を受けて1年以上経過している」「中古車展示場と事務所を設置しており、営業活動をしている」「連帯保証人を用意する」等の条件をクリアしなければなりません。

TAA

TAA(トヨタオートオークション)は、その名の通りトヨタが開催しているオートオークションです。こちらもオークションとしての規模が大きく、全国10カ所の会場の他に、遠隔地ヤードも運営しています。

TAAは他のオートオークションと比較して検査員による評価が厳しく公平との評判を得ています。

入会条件もUSS同様に「公安委員会から古物商許可証を受けて1年以上経過している」「中古車展示場と事務所を設置しており営業活動をしている」等の条件が課されています。

トヨタ系ディーラーからの出品が5割を超えていて、トヨタだけでなく他メーカーの車種も揃えられた豊富なラインナップが特徴です。

また、提携する70社以上のオークションにもセリ参加できる「TC-webΣ」も運営しています。

ここまで、一般的に中古車オークションと呼ばれる業者向けのオークションについて仕組みと特徴について見てきました。

一方、最近では業者間以外でも中古車のオークション取引が行われるケースが増えてきました。ここからは、個人間オークション(CtoC)と業者-個人間オークション(CtoB)について見ていきましょう。

個人間オークション(CtoC) ヤフオク!

一方で、ヤフオク!のように個人間で取引されるオークションについても見ていきましょう。

こちらでは参加する個人は本人確認書類や車の所有証明書類以外に、特に資格等は不要です。

車は特定カテゴリに該当するため、出品するにはYahoo!プレミアムの登録、出品システム利用料、落札システム利用料、出品取消システム利用料が必要となり、月会費と6000円から1万円程度の費用がかかります。(ヤフオク! ヘルプ参照

それでも、中古車オークション代行を依頼するよりはコストを抑えて出品できると言えます。

ただし、出品車の下見などができないために、車の状態を詳細に知ることができません。また、車両整備や出品準備、書類手続き等も個人間で行われるためにトラブルが起きやすいのも事実です。トラブルが起こった場合は基本的には個人間での解決が求められます。

オークションは場所を提供しているだけなので、車に対するアフターケアも特にありません。こういった点を踏まえた上でオークションに臨む必要があります。

個人-業者間オークション(CtoB) ユーカーパック、楽天Carオークション(旧称 カープライス)

ここまでの流れを見ていくと、個人が車を安心してオークションにかけられる場所はあまりないように思えます。

しかし、近年登場した新しい車の売り方として、個人-業者間で車が取引できるオークションが登場しました。

ユーカーパック

UcarPAC株式会社は、2012年に創設。ITの仕組みを利用し、車を売りたい方は手間なく高く売却でき、車を買いたい方はお手頃な価格で購入できる仕組みを生み出しています。

UcarPACが主催している「ユーカーパック」では、2020年5月時点で最大8300社以上が参加する国内最大級の個人-業者間の車買取オークションを提供しています。

車両査定も1回で完了し、個人情報が複数の業者に渡るといったことがないので、一般ユーザーでも安心してオークションに出品できます。
もし希望金額に到達しなければ売らずに乗り続けるということも可能です。

楽天Carオークション(旧称 カープライス)

2020年2月よりカープライスから「楽天Carオークションサービス」に名前が変更されましたが、こちらも個人-業者間でオークションが提供されています。

オークションは無料で申し込める上に、オークションの様子はインターネットでリアルタイムに見ることが可能です。業者との仲介に楽天が入って引き渡し作業を行うため、こちらも業者に個人情報が漏れることはありません。

中古車オークション相場の調べ方

中古車オークション

オークションの仕組みや種類を理解したところで、実際にオークションに出品したときにいくらぐらいの値段になるのか、オークション相場の調べ方について解説します。

業者の中古車相場検索システムで調べる

一つは、CtoBオークション事業者が用意している中古車相場検索システムで調べるという方法があります。メーカーや車種、年式を入力すると相場の価格が表示されます。

ユーカーパックの検索システムであれば、メーカー、車種、年式だけでなく、さらに走行距離や車検残りなどの細かな情報も知ることが可能です。価格帯からの逆算など、さまざまな検索方法ができるため、気になる車を調べてみるのにもおすすめです。

ユーカーパックの車査定・買取相場検索

また、他にも業者向け中古車オークションへの出品から引き渡しまで行ってくれるオークション代行業者もありますので、そのような代行業者のサイトの検索システムで調べてみるのも良いでしょう。

中古車オークション 手数料の相場も確認

オークション利用には手数料がかかります。業者向け・個人向けなどオークションによって異なりますので、それぞれの相場を見ていきましょう。

業者間オークションの手数料

先に述べたような、業者間オークションに出品する場合は、代行業者に依頼する必要があり、手数料がかかります。費用は業者やオークションによって異なりますが、一般的には以下のような手数料がかかります。

出品側

  • 代行手数料 30,000~50,000円
  • 出品料 10,000~30,000円
  • 陸送費(往路) 10,000~30,000円
  • キャンセル料 0~30,000円
  • 再出品料 10,000~30,000円

※成約料 10,000~30,000円 落札された時のみ
※陸送費(複路) 10,000~30,000円 落札されなかった時のみ

入札側

  • 代行手数料 30,000~50,000円
  • 入札料 1,000~10,000円

※落札料 50,000円 落札できた時のみ
※陸送費 10,000~30,000円 落札できた時に必要

個人間オークション手数料

ヤフオク!のような個人向けオークションでは、システムを利用するための数千円程度が相場となります。

また、落札後の振込手数料や陸送費については、落札者側が負担することが多いようですが、すべてではないので事前に確認するようにしましょう。

個人-業者間オークション手数料

ここではユーカーパックについて見てみましょう。

ユーカーパックでは、落札業者側が売買成立時に手数料を支払う形式となっており、車を出品する個人には一切手数料がかかりません。

入札側の買取業者にとっても、入札時に手数料がかかる業者向けオークションと違って、買取が決まるまではコストが掛からない仕組みのため参加しやすく、現在では8300以上の業者がこのオークションを利用しています。

相場情報の押さえておきたいポイントは?

続いては相場情報を取得する上で押さえておくべきポイントについて解説します。

相場情報は最新のものを参照する

オークションの開催頻度は業者によって違いますが、おおむね1週間ごとに開催されるケースが多いようです。オークションが開かれるたびに相場情報は更新されます。オークションの値動きによっては相場が著しく変わる場合もあるでしょう。

また、車の価格相場は一般的に1週間ごとに下がっていくのが一般的です。そのため古い情報では、同じ車種であっても現状の相場とかなりズレが発生してしまうこともあります。円高などの経済状況によっても左右されることもあり、ズレを最小限にするためにも情報は最新のものを参考にするようにしましょう。

目安としてとらえる

一括査定や相場情報には、傷やへこみ、エンジンの状態などの詳細な個別の情報が含まれていません。そのため、車の状態によっては相場の金額とズレが生じることがあります。

加えてオークションでは参加する業者の数やその場の雰囲気など、イレギュラーな要因で価格が変動することがあります。車の状態と合わせて、相場額よりも数十万円ずれることもあり得るのです。

そのため、相場情報はあくまで目安として捉えることが重要になります。

中古車オークション相場を調べたら?

中古車オークション

中古車オークション相場について上記の方法で調べた後に、どのようにして売買に活かせば良いのでしょうか?

売却するなら、値段を比較して売却方法を決める

愛車の査定額の目安をチェックした後は、どのような方法で売却するかを検討し、査定を依頼します。

このとき、安く買いたたかれないように「この金額以下では売らない」と、目安の金額を決めておくことが重要です。その金額を決める目安とするためにも、相場を知っておくことは大切です。

個別の査定で、買取金額が極端に低いようであれば、査定額の理由を説明してもらい、納得がいくのであれば価格を下げて売却する、納得がいかないのであれば、契約をしなければよいのです。

また、一部の業者では、買取契約後に再査定をする「二重査定」を行うところもあります。契約後に、買取金額の大幅減額などが提示されたり、それにともなう契約解除を伝えると違約金やキャンセル料を請求されるというトラブルもあるようです。

二重査定、再査定の有無についても併せて調べておくとよいでしょう。

購入費用の交渉にあたる

中古車の購入を検討し、業者との交渉にあたる場合は、事前に相場情報や手数料の内訳などをしっかりと把握し、交渉できるだけの情報を持っておくことが大切です。
業者の言う通りに購入すると、想定よりも高い出費になってしまうこともあります。

相場情報とあまりに乖離する場合は業者に理由をたずねたり、不明瞭な内訳がある場合は内容について必ずたずねるようにしましょう。

車を売るにも買うにも、相場情報を把握しているかどうか、提示されている金額に妥当性があるかを把握していることは、交渉するうえで重要なことです。
後悔のない車の売買をするために、売りたい車、欲しい車の相場を一度調べてみてください。

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