アクセルとブレーキの踏み間違いによる交通事故はどうして起こる?その対策も徹底紹介します

今回は、アクセルとブレーキの踏み間違いにより発生する交通事故について紹介します。

乗用車ではAT(オートマチックトランスミッション)の普及が進んでおり、今ではAT車の設定しかない車種も多く、市販されているMT(マニュアルトランスミッション)車を探すのが難しいくらいです。

AT車は通常、アクセルペダルとブレーキペダルの2つがありますが、その踏み間違いによる事故が増加しています。特に踏み間違いによる死亡事故は連日のように報道され、社会全体の課題となっています。

アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故を様々な角度から見ることでその原因をつかむとともに、誤発進防止装置(急発進防止装置)についての最新状況を確認し、自分ができる踏み間違い防止対策を改めて考えてみましょう。

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アクセルとブレーキの踏み間違い事故の実情

アクセルとブレーキの踏み間違いによる交通事故では、特に高齢者ドライバーによるものが連日のようにニュースで報道されています。

実際どんな事例があるのか、どんなドライバーによる事故が多いのか、また事故発生の原因など、アクセル踏み間違いによる事故の実情について、様々な角度から迫ってみたいと思います。

アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故に関する代表的なニュース

アクセルとブレーキの踏み間違いによる死亡事故としては、元東京地検特捜部長によるものを鮮烈に覚えている人も多いのではないでしょうか。

2018年2月18日、港区白金の都道で、歩道にいた男性を乗用車ではねて死亡させました。この事故では、建物のシャッターも破損した容疑とあわせて後日起訴されています。(※1)

詳細は現在法廷で争われていますが、アクセルとブレーキの踏み間違いによる死亡事故といわれており、裁判の行方が注目されるところです。

別の案件も紹介します。2019年3月に、83歳の男性が運転する乗用車が介護施設の送迎ワゴンに衝突し、ワゴンに乗っていた高齢者2人が亡くなるとともに、運転手本人を含めた4人が負傷するという事故が発生しました。(※2)

検察の調べによると、前方に停車していたワゴン車を発見した際、ドライバーがブレーキとアクセルを踏み間違えて加速してしまったのではないかといわれています。

死亡事故に限らず、負傷事故も多数発生しています。詳細は後述しますが、アクセルとブレーキの踏み間違いによる交通事故は毎年5000件以上発生しているのです。

アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故の年代別発生件数

アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故発生の状況について、統計を分析してみましょう。

アクセルとブレーキの踏み間違いにより発生した事故について、ドライバーの年齢で分類すると以下のようになります。事故自体は65歳以上の高齢者による事故が全体の37.3%と高い割合となっています。

(表1)アクセルとブレーキ踏み間違いによる交通事故件数(四輪車・第1当事者)

18~24歳 25~64歳 65~74歳 75~79歳 80歳以上
件数 729 2,050 801 404 447
割合 16.5% 46.3% 18.1% 9.1% 10.1%

(出典) ITARDA(公益財団法人交通事故総合分析センター)「交通統計 平成30年版」

一方、踏み間違いによる死亡事故の件数を見てみましょう。

(図1)死亡事故の人的要因比較

(図1)死亡事故の人的要因比較

(出典)警察庁交通局「平成29年における交通死亡事故の特徴等について」
https://www.npa.go.jp/toukei/koutuu48/H29siboubunnseki.pdf

このデータを見る限り、75歳以上の高齢運転者は操作不適による事故が最も多く、そのうちブレーキとアクセルとブレーキの踏み間違いによる事故は、75歳未満が全体の0.8%に過ぎないのに対し、75歳以上の高齢運転者は6.2%と高い水準となっています。

このように75歳以上になると死亡事故を起こす割合が格段に上がるのは、高齢になるほど認知機能が低下し、踏み間違いに気付いた後の対応が遅れることが原因の一つと考えられています。

アクセルとブレーキの踏み間違いが発生する原因は?

AT車は基本的に、アクセルペダルとブレーキペダルの2つがあります。アクセルとブレーキの踏み間違いは、「ブレーキを踏んだつもりがアクセルを踏んでしまう」ことに起因します。

減速時や停車時はブレーキを強く踏むのが普通なので、その感覚でアクセルを踏んでしまうと急加速・急発進になってしまい、事故発生の可能性が高まってしまうのです。

踏み間違える場所は「駐車場」が多い

アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故が多く発生する場所としては、店舗の駐車場やコインパーキングなどがあります。踏み間違いによる事故は、ブレーキペダルを踏んだつもりが誤ってアクセルペダルを踏んでしまうことによって起こります。

アクセルペダルを踏んでしまったことに気付いても精神的にパニック状態に陥ってしまい、さらにアクセルを踏み込んでしまうことで大事故につながってしまうことも考えられます。

(図2)第1当事者が四輪車の年齢送別、道路形状別のペダル踏み間違い事故割合

出典:ITARDA(公益財団法人 交通事故総合分析センター)交通事故分析レポート No.124
https://www.itarda.or.jp/contents/6/info124.pdf

アクセルとブレーキの踏み間違いが起こりやすいシチュエーション

車を駐車する際は、ステアリングを切りながらバックするのが普通です。一度に複数の操作をしなければならないため、なかなかペダル操作に集中することができない場合もあるでしょう。

またバックで駐車するときはステアリング操作を一発で決められず、切り返しをしながら前進とバックを繰り返すことが多いです。そのとき気が動転してしまうとますますペダル操作に気が回らなくなり、踏み間違いにつながるおそれがあると考えられます。

もちろんバックのときだけでなく、前に発進する際も踏み間違いが起こりやすいです。特に後続車がいるときなどは急かされているように感じてしまい、焦ってブレーキとアクセルを間違えてしまうこともあるでしょう。

アクセルとブレーキの踏み間違いはMT車であっても100%は防げない

アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故は、2ペダル式のAT車で多く発生しています。MT車はペダルが3つあり、クラッチペダルの有無がAT車との違いです。

MT車の発進時はうまくクラッチミートしないとエンストしてしまうため、誤発進が抑えられるとされますが、別の言い方をするとクラッチペダルを踏むという操作がひとつ増えることにもなります。

踏み間違いによる事故は注意力が散漫になることが大きな原因のため、MT車だから踏み間違いが起こらないとはいえません。場合によっては、クラッチをつないだ状態で踏み間違いをする可能性もあるのです。

※1 暴走で男性死亡、容疑の元地検特捜部長を書類送検 (朝日新聞デジタル)https://www.asahi.com/articles/ASLDP357MLDPUTIL004.html 2020年8月24日閲覧

※2 鳴門・2人死亡事故「誤りアクセル踏む」乗用車の83歳男 在宅起訴(徳島新聞電子版)https://www.topics.or.jp/articles/-/283242 2020年8月24日閲覧

アクセルとブレーキの踏み間違い事故の対策として有効なもの

アクセルとブレーキの踏み間違い事故を防ぐ対策としては、踏み間違いのないよう細心の注意を払うということももちろんですが、近年は後付けで装備できる装置や踏み間違い防止装置のついた車種が各社から発売されています。これらを利用することで、踏み間違いによる事故を少しでも減らすことができます。

【対策1】後付けの踏み間違い防止装置を取り付ける

踏み間違い防止装置が標準装備される車種はまだ限られているため、そのような装備のない車にも対応する後付けの踏み間違い防止装置が発売されています。このような装置を装着することで踏み間違いを未然に防ぐこともできます。しかし、全ての車種に対応するわけではないので、自分の車に取り付けできるかどうかは事前に確認しておくことが必要です。

【対策2】踏み間違い防止装置が装着された車に買い換える

アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故の増加を受けて、各自動車メーカーから踏み間違い防止装置が装着される車種が発売されています。新車購入はもちろん、年式が比較的新しい中古車の中にも装備されているものがあります。

後付け可能な踏み間違い防止装置

各メーカーから様々な商品が発売されていますが、新車に装備されるものとは違い、ブレーキ制御はつかないタイプが主になります。各メーカーで発売されている装置について、それぞれの特徴を紹介します。

JARWA 「S-DRIVE」

JARWA(一般社団法人日本自動車車体補修協会)が販売しているS-DRIVEは、アクセルセンサーからの信号を読み取って動作する仕組みになっています。

前進時・後退時に関係なく、センサーが異常と判断したときにエンジン出力・加速を抑制すると同時に、警告音やランプで注意喚起を促します。必要に応じてこの機能を任意でオンオフできる点も、この装置の特徴です。

また、S-DRIVEはドライバーにより異なるペダルの踏み込み方を学習し、ドライバーごとに最適な環境で作動させることができます。

取り付け可能車種は軽自動車から普通車まで幅広い車種に対応します。(車種別適合表はこちら

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データシステム「アクセル見守り隊 SAG297」

データシステムが販売するアクセル見守り隊 SAG297は、アクセル信号の出力を常時モニターしています。停車時や時速10km/h以下での徐行時にアクセルペダルが急激に踏み込まれると、システムを制御することでエンジンの回転数を上げずに急発進を防止する、という仕組みになります。

この装置は車種別のアクセルハーネスを取り付けられれば、メーカーを問わず幅広いモデルに対応します。

ワールドウィング「あしもと見守るくん」

ワールドウィングから販売されている踏み間違い急発進防止装置としては、あしもと見守るくんがあります。

停止時や徐行時にアクセルペダルが急激に踏み込まれると、車両側の車速信号とブレーキ信号を検知します。そしてアクセル開度を電気的に制御してスピードを抑制し、急発進するのを防ぎます。同時にブザーで、ドライバーに注意喚起をします。

車種にあったアクセルハーネスの用意やパルス設定が必要ですが、各メーカーの幅広い車種に取り付けることができます。

トヨタ「踏み間違い加速抑制システム/踏み間違い加速抑制システムⅡ」

トヨタの既存車種向けには、後付けの「踏み間違い加速抑制システム」とその進化版の「踏み間違い加速抑制システムⅡ」が販売されています。

初代のシステムは障害物を感知したときに踏み間違えると、エンジン出力を抑えることで急発進を防ぐという機能です。Ⅱでは「旧アクセル時加速抑制機能」が追加されており、障害物の有無に関係なく加速を抑制することでより幅広い踏み間違いに対応し、事故の防止や被害を軽減します。

踏み間違い加速抑制システムの取り付け可能車種としては、2020年8月時点でポルテスペイドウィッシュカローラアクシオカローラフィールダーパッソヴィッツ・先代プリウス(30系:ZVW30型)・アクアプリウスαプレミオアリオンなどがあります。

また踏み間違い加速抑制システムⅡを取り付けられるのは、2020年8月時点で現行型プリウスのインテリジェントクリアランスソナー非装着車(2020年6月まで製造分)に限られていますが、対応車種は今後増える予定です。

ホンダ「踏み間違い加速抑制システム」

ホンダの後付けシステムとしては、踏み間違い加速抑制システムがあります。フロントバンパーに内蔵されたセンサーが発進時に障害物を検知すると、ランプとブザーがドライバーに注意を促します。

そこからさらにアクセルペダルを強く踏み込んだとシステムが判断すると、ランプとブザーによる警告に加え加速も抑制します。そのことで衝突を未然に防ぐとともに、衝突した際の被害も最小限に食い止めます。

リアにはセンサーがつきませんが、アクセルを強く踏み込むか時速5km/hを超えると同様の機能が作動します。

2020年8月時点で導入可能な車種としては、先々代フィット(GE系)のAT車と先代型N-BOX(JF1系/JF2系)がありますが、順次対象車種は拡大される予定です。

マツダ「ペダル踏み間違い加速抑制装置」

マツダの後付けシステムであるペダル踏み間違い加速抑制装置は、発進時進行方向に約3m以内の壁を検知すると、ブザー音とアラート表示によりドライバーに注意喚起をします。

またブレーキと間違えてアクセルを強く踏んでしまった際は、エンジン出力が抑えられ加速が抑制されます。後退時には、時速5km/h以上になっても加速が抑制され、加えてブザーとアラート表示も出ます。そのブザー音は前進時と後退時で異なるため、とっさの判断も的確に行うことができます。

この機能が装着できる車種は、2020年8月時点で先代型デミオ(DE系)やベリーサのうち、AT車の一部に限定されます。

スズキ「ふみまちがい時加速抑制システム」

スズキ車用の後付け踏み間違い防止装置であるふみまちがい時加速抑制システムは、2020年8月21日に発売されたばかりの装置です。

超音波センサーが前後の障害物を検知した状態でアクセルとブレーキを踏み間違えると、エンジン出力を抑え加速を抑制する仕組みです。加えて後退時には車速が時速5km/hになると、障害物を検知しなくても加速を抑制します。

発売時点で搭載できる車種は2012年9月~2014年7月に製造された先代型ワゴンRの一部グレード(FX・FXリミテッド)に限られますが、今後のラインアップ拡大に期待したいところです。

ダイハツ「つくつく防止」

ダイハツ車向けの後付けペダル踏み間違い時加速抑制装置としては、「つくつく防止」があります。

車の前後4箇所に設置するソナーが3m以内に障害物を検知した状態で、時速10km/h以下の場合にアクセルを強く踏み込むと、燃料がカットされて約8秒間エンジン出力が抑制されます。また同時にブザー音でもドライバーに注意喚起をすることで、急発進を防ぎ被害軽減をサポートします。

車輌の製造時により異なりますが、この装置は先々代タント(L375S系)や先々代・先代ムーヴ(L175S系、LA100系)、ミラ(L275S系)やミラココア(L675S系)、初代ミライース(LA300系)、ムーヴコンテ(L575S系)、タントエグゼ(L455S系)など、様々なダイハツ車に後付けが可能です。

スバル「ペダル踏み間違い時 加速抑制装置」

スバルの安全運転支援機能としてはアイサイトが知られていますが、アイサイトを装着しない車種にも後付けでペダル踏み間違い時加速抑制装置を付けられる場合があります。

時速10km/h以下で前進や後退をする際、センサーが3m以内に壁などの障害物を検知すると、ランプやブザーで警告を出します。その状態でアクセルを強く踏み込むと、エンジン出力を抑え加速を抑制します。

また後退時は、障害物を検知しなくても時速5km/hであれば警告と加速抑制を行うため、前進時よりもサポートの範囲がさらに広がります。

この装置は、先代インプレッサスポーツインプレッサG4(GP型・GJ型)とXV(GP型)に装着可能です。

三菱「ペダル踏み間違い時加速抑制アシスト」

三菱からは2020年9月1日に、後付けの踏み間違い急発進抑制装置としてペダル踏み間違い加速抑制アシストが発売されます。

踏み間違い衝突防止アシストが装着されていない先代型eKワゴン(B11W型)や先代型eKスペース(B11A型)を取り付け対象とし、前後のバンパーに装着する超音波センサーが前後3m以内に障害物を検知すると、ランプとブザーがドライバーに注意を促します。

その状態でペダルを踏み間違えアクセルを強く踏み込むと、アラート表示とブザー音に加え約5秒間加速を抑制します。さらに後退時は障害物を検知しない状態でアクセルを強く踏み込んでも、同様に作動します。

ペダルの踏み間違い自体を防止する装置

アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故を予防する装置は、後付けの場合は加速を抑制する機能が、新車に装着されるものはそれに加えブレーキを制御することにより急発進を抑えるというものが中心でした。

一方、ナルセ機材が開発したワンペダルは他の製品と発想の視点が異なり、踏み間違いそのものを防止する機能をもつ装置です。

通常のAT車にはアクセルペダルとブレーキペダルの2つがあり、それを踏み換えることで加速と停止をします。そのため踏み間違いそのものをなくすことができません。

一方ワンペダルは、その名のとおりアクセルとブレーキを一体化させた構造で、足を傾けたらアクセルが、ペダルを踏んだらブレーキがかかるという仕組みです。そのため「ペダルを踏んだら必ずブレーキになる」という安心感につながり、余裕をもった運転をすることができます。

また、この装置は空走距離がほぼゼロのため、停止距離をより短くすることができます。

踏み間違い防止装置が付いている車種

踏み間違い防止装置は、トヨタ ヤリスやホンダ フィットをはじめとした最新モデルから、マツダ デミオ日産 ノートなどのコンパクトカートヨタ ノアホンダ ステップワゴンをはじめとしたミニバン、ダイハツ ロッキーやスバル フォレスターなどのSUVなど、各自動車メーカーから発売されている様々な車種に装備されています。

さらには登録車(普通車)だけでなく軽自動車への普及も進んでおり、現行モデルの登場から年数が経っているものでも、マイナーチェンジの際に装置が追加されたものもあります。今や廉価グレードを除けばほとんどの車種で踏み間違い防止装置が付いているモデルを選ぶことができるのです。

新車の先進安全装備の一つとして装備されているもの

現在、新車として販売されている多くの車種では、衝突被害軽減ブレーキをはじめとした様々な安全運転支援機能がパッケージとして標準装備されています。その機能のひとつとして踏み間違い防止装置も付いていますが、メーカーごとの機能の特徴を紹介します。

トヨタ「トヨタセーフティセンス」(インテリジェントクリアランスソナー)

トヨタの安全運転支援機能であるトヨタセーフティセンスには、その機能のひとつとしてインテリジェントクリアランスソナー(踏み間違い時サポートブレーキ)があります。前後4つずつ、合計で8つ付いているセンサーが障害物を検知すると、衝突しそうになったとき自動的にブレーキがかかります。前進・バック両方に対応するため、ブレーキ制御で安全雲底を確実にサポートします。

センサー方式はカメラでなくソナーによる検知のため、検知機能の高さも特徴です。そのためコンビニの壁面ガラスなど、カメラでは判別しにくい障害物も的確に検知します。

日産「踏み間違い衝突防止アシスト」

日産車に搭載される踏み間違い防止装置としては、踏み間違い衝突防止アシストがあります。

駐車時や低速走行時、進行方向に障害物や停止車両を検知した際に、アクセルを誤って踏み込んでしまったときやブレーキ操作が遅れたときなど、画面表示と警告灯により注意喚起をするとともにシステムが加速を制御します。さらに衝突の危険性が高まると画面表示と警報音が鳴るするとともに自動ブレーキが作動することで衝突防止をアシストします。

また最新の日産車では、歩行者検知機能がついたものもあります。センサーにソナーだけでなくカメラも併用することで、より安全性能が向上しています

ホンダ「Honda SENSING」(誤発進抑制機能)

ホンダ車に装備される安全運転支援機能としては、Honda SENSINGがあります。衝突被害軽減ブレーキなど様々な装備に加え、誤発進抑制機能が付いています。

これは停車時や10km/h以下の低速走行時近距離にある障害物を検知すると、アクセルを踏み込んでも急発進しないようエンジンやモーターを制御するとともに、音とディスプレイ表示でドライバーに注意喚起をする機能です。

マツダ「i-ACTIVSENSE」(AT誤発進制御)

マツダ車では、i-ACTIVSENSEという先進安全技術が採用されています。これはミリ波レーダーやカメラなどの検知デバイスにより安全運転を様々な角度からサポートする機能ですが、そのひとつにAT誤発進抑制制御があります。

停車時にセンサーが前方に障害物を検知した状態でアクセルを一定以上踏み込んだ場合に、警報音とメーター表示でドライバーに警告するとともに、出力を抑えることで急発進を抑制する機能です。

スズキ「スズキセーフティーサポート」(誤発進抑制機能)

スズキの安全運転支援機能としてはスズキセーフティーサポートがありますが、様々なサポート機能のひとつに誤発進抑制機能があります。

これは装備されているステレオカメラやレーザーレーダー・超音波センサーなどが障害物を検知したときに、アクセルペダルを強く踏み込むとエンジン出力を抑え発進をゆるやかにするというものです。

またこの機能が作動しているときは、ブザーが鳴るとともにメーター内の表示灯が点灯し、抑制機能が作動していることをドライバーに知らせます。

車種によっては後方誤発進抑制機能がつくものもあり、バックする際も前進時と同様にエンジン出力を抑制し、急な飛び出しを予防します。

ダイハツ「スマートアシスト」(誤発進抑制制御機能)

ダイハツの予防安全機能はスマートアシストというものです。設置されたステレオカメラが周囲の状況を確認することで、安全運転をサポートする様々な機能がありますが、その中のひとつとして誤発進抑制機能が装備されています。

前進・後退の発進時にアクセルとブレーキを踏み間違えたときには、エンジン出力を抑え衝突を回避します。それでも衝突の危険性が高まった際には、ブレーキにより車を制御することで安全性を確保します。

スバル「アイサイト」(AT誤発進抑制制御)

スバルのアイサイトというと衝突被害軽減ブレーキが有名ですが、他メーカーと同様、安全運転支援機能の総称がアイサイトです。

様々な安全機能のひとつとして、AT誤発進抑制制御の機能があります。停車中や低速走行時に前方の障害物をシステムが検知したときにアクセスを不必要に踏み込まれたと判断すると、エンジンの出力を抑制して発進をゆるやかにします。

さらに警報音や警告表示・車種によってはディスプレイに表示される割り込み画面などでドライバーに危険を知らせ、注意喚起をします。

踏み間違い防止装備のついた車や装置を買うときに受けられる補助金

この記事を読んで、アクセルとブレーキの踏み間違いを防止するために、踏み間違い防止装備のついた車や後付け装置の購入を検討する人もいるでしょう。

この場合一定の要件を満たせば、国や居住する自治体から補助を受けられる場合があります。補助金によって受給要件や補助金額は様々ですが、いくつかピックアップして詳細を見ていきます。

国からの補助金「サポカー補助金」

サポカー補助金という名称自体は、多くの人が御存知かと思います。サポカー補助金は、自家用車対象の「安全運転サポート車普及促進事業費補助金」と事業用自動車対象の「安全運転サポート車普及促進に係る自動車事故対策費補助金」を総称したものです。安全運転支援機能のついた新車・中古車を購入するときの補助と、後付けの踏み間違い防止装置を導入する際の補助に分かれています。

原則として、65歳以上のドライバーやその人を雇用する事業者に向けて、購入時に補助金を交付します。踏み間違い防止装置がついた登録車(普通車)の新車については購入時に10万円、軽自動車の新車では7万円が補助されます。また中古車購入の際には、登録車(普通車)・軽自動車に関わらず4万円が補助されます。

一方、後付けでペダル踏み間違い急発進抑制装置を導入する場合には、センサーなどの障害物検知機能がついたものでは4万円、検知機能がないものは2万円が補助されます。

自治体からの独自の補助金が受けられる場合も

自治体によっては踏み間違い防止機能のついた車両や装置を購入する際に国の補助金だけでなく、独自の補助金の制度が設けられているケースもあります。自治体によって、国のサポカー補助金と併用できるものとできないものがあります。ここでは自治体独自の補助金制度の一部をご紹介します。

東京都「高齢者安全運転支援装置設置促進事業補助金」

東京都の高齢者安全運転支援装置設置促進事業補助金は、70歳以上で自家用車両を有する東京都民が補助対象となります。

運転免許証の保持・車検証上の使用者または所有者と運転者が同一名義であることなどの条件がありますが、取扱事業者が装置を装着した場合、購入者負担分の5割相当を、上限6万円で補助するというものです。

なお、この補助金は、国のサポカー補助金との併用はできないので注意が必要です。

愛知県名古屋市「後付けのペダル踏み間違い急発進等抑制装置設置事業補助金」

名古屋市独自の補助制度としては、後付けのペダル踏み間違い急発進等抑制装置設置事業補助金があります。

名古屋市民である65歳以上のドライバーが使う自家用車に、踏み間違い防止装置を後付けで装着する場合、販売設置費用の4/5を市が補助するというものです。その上限額は、障害物検知機能がついたものは32,000円、検知機能なしの装置は16,000円になります。

なお名古屋市の当該補助金については、国のサポカー補助金との併用が可能です。

愛知県豊田市「後付け安全運転支援装置設置費補助金」

愛知県豊田市の補助金としての後付け安全運転支援装置設置費補助金は、市内に在住する65歳以上のドライバーを対象としています。

国土交通省の性能認定を受けたペダル踏み間違い防止装置を、販売元が設置を認める事業者が取り付けた場合、60,000円を上限として装置設置費用の9割が補助されます。この補助金もサポカー補助金との併用ができます。

兵庫県「高齢運転者事故防止対策事業補助金」

兵庫県の高齢運転者事故防止対策事業補助金の補助対象となるのは、県内在住の75歳以上のドライバーが踏み間違い時の安全装置を設置した場合です。

国の指定を受けた装置を装着する際、22,000円を上限に補助されます。運転免許証の保持などの補助要件は他の自治体とほぼ同じですが、兵庫県の当該補助金では設置後1年6か月間は使用する予定であることが求められます。

なお、この補助金は、国のサポカー補助金との併用ができません。

まとめ

アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故は、今や大きな社会問題にもなっています。自動車メーカーも手をこまねいているわけではなく、踏み間違い防止という側面からも安全運転のサポート機能を充実させています。

近頃は新車だけでなく、中古車でも踏み間違い急発進抑制装置のついた車種は数多く流通しており、購入時にサポカー補助金を受けられる場合もあります。車を買い替えるときは、踏み間違い急発進抑制装置のついた車種を選ぶことで、より安全にドライブを楽しみたいところです。

また、安全運転支援機能のついていない車にも、後付けで踏み間違い急発進抑制装置を装着できる場合があります。ただし後付けの製品にはブレーキ制御がなく、加速抑制も一定の時間に限られるため、装置を付けているからといっても過信は禁物です。

アクセルとブレーキの踏み間違いやそれによる事故を防止するためには、最終的にはドライバーの高い意識が求められます。踏み間違いによる事故は高齢者ドライバーに多くみられますが、事故を起こすときには年齢は関係ありません。安全装置に過信せずにいかなるときでも気を緩めず、常に安全運転に努めましょう。

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