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ekワゴンは三菱自動車が製造販売している軽トールワゴンです。各メーカーがこぞって軽トールワゴン車を販売している中、三菱らしさを追求、デザインや性能ともにこだわり尽くして開発や改良が進められ軽自動車として人気を博しています。
また日産 デイズはekシリーズを元にした三菱と日産の共同開発車としても有名です。そんなekワゴンの歴史をまとめました。
初代ekワゴンは2001年10月に販売を開始しました。
ユーザーの要望について徹底的に調査を行ないジャストなサイズ感での開発が行なわれたほか、ルームライトやミラーはダイハツ ムーヴと同様のものを採用するなどコストを削減したことにより安価での販売を実現しました。2003年5月にはシリーズ累計20万台達成を記念した特別仕様車を発売しています。
またシンプルなデザインが評価され、2001年度のグッドデザイン賞で軽自動車としては唯一、商品デザイン部門を受賞するなど人気を博しました。
2006年9月に初のフルモデルチェンジを実施し、2代目ekシリーズが誕生しました。外観においては先代と大きな変更はなく、キープコンセプトとなりました。一部グレードにおいて、軽自動車としては初めてパワースライドドアを左側リアドアに装備するなど、現在は当たり前に導入されている機能の先駆けとも言える改良を実施し、当時話題を呼びました。
この2代目においても2006年度グッドデザイン賞を受賞しています。2009年7月の一部改良ではエンジンにおける制御機能や抵抗の低減を実施したことにより、燃費性能の向上が実現しています。
2013年6月に3代目ekシリーズは販売を開始しました。全高とホイールベースの拡大がなされ、室内空間の快適性も向上しています。
エンジンにおいても新世代のものに変更が行なわれたほか、三菱製の軽自動車としては初めて副変速機構付CVT「INVECS-III CVT」やコーストストップ機能付オートストップ&ゴー(時速約13km/h以下の減速時からエンジンが自動でアイドリングストップする機能)を装備するなど、多方面において大規模な改良が実施されています。その結果ekシリーズとして、発売からわずか1ヶ月で目標販売台数の約4倍近い販売台数を受注するなど好評を博しました。
2015年10月に実施したマイナーチェンジでは、軽自動車として初採用となるオートマチックハイビーム、オートライトコントロール、マルチアラウンドモニター(バードアイビュー機能付)を追加しています。また2018年5月の一部改良時には「e-Assist」の改良が実施され、安全性能が向上しました。
2019年3月にフルモデルチェンジを実施しました。リアデザインを大きく変更したことにより、4代目からはナンバープレートの位置が変わっています。
また一部グレードにメーカーオプションとして高速道路同一車線運転支援技術「MI-PILOT」が新たに採用されました。
三菱らしさを持ちつつ、常にユーザビリティを意識した改良を行ない続けているekワゴン。 フルモデルチェンジも実施されたばかりなので今後もどのような進化を遂げていくのか、注目していきたいと思います。