燃費とは?燃費のよい車はどのモデル?燃費をよくするためのコツもご紹介します

今回は、燃費という言葉の意味と燃費のよい車について説明していきます。

近年自動車開発にあたっては地球環境への配慮というワードが欠かせない存在となっており、それとともに燃費を重視したモデルが続々と発売されています。

燃費についての知識をおさらいするとともに、燃費のよい代表的なモデルをピックアップするので、ぜひ車選びの参考にしてください。

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“燃費”とは?

燃費のよい車を紹介する前に、まずは燃費の定義を再確認しておきましょう。

燃費とは、ガソリンや軽油などの単位容量あたりどれだけの距離を走行できるかを示す指標です。

日本では一般的に「1Lあたり何km走れるか」を表す「km/L」という単位が使用されています。つまり、この数値が高い車ほど1Lあたりの走行距離は長くなるため、燃費がよい車(低燃費の車)であるということになります。

測定モードとは?

同じモデルに乗る場合でも、走行する道路や車にかかる負荷など、走行状況により燃費は大幅に異なります。

モデルごとの燃費性能を平等に表すため、一定の条件でテストを行い比較していますが、その条件を測定モードと呼んでいます。

時代により測定モードは実情に合わせて都度変更されていますが、現在はWLTCモードが主流となっています。

測定方法

燃費の測定モードはかつて、定速走行時の燃費や10モードなど、実燃費とは遠くかけ離れたものでした。近年ではより実燃費に近い条件を追求し、10・15モードやJC08モードなど時代による変遷を経て現在に至ります。

現在一般的に採用されているのは国際基準をもとにしたWLTCモードですが、それまでのJC08モードよりも条件が厳しいため、より実燃費により近づいています。

それまでの測定モードがあらゆる場面を想定し一括で表記されていたのに対し、WLTCモードではより多くの走行条件が加味されています。

WLTCモードには市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つのパターンから構成されており、平均的な時間配分で計算し直したものが全体のWLTCモード測定値になります。

このうち市街地モードは信号や渋滞などでたびたび止まることが、郊外モードは信号や渋滞の影響が少なく、スムーズに走行することが想定されています。

全体の測定値だけでなく、市街地・郊外・高速道路それぞれのモードでの燃費も表示されるというのが、WLTCモードの大きな特徴になります。

燃費のよい車は?

それでは燃費のよい車について、ランキング上位のモデルを紹介するとともに、燃料や駆動方式による違い、燃費をよりよくするための技術などを掘り下げていきます。

基本的にここで紹介する方法は、車種が違っても基本的に同じ傾向があるため、運転時の参考にしてください。

燃費のよい車

燃費のよい車として、具体的にはどのようなモデルがあるのでしょうか。

白ナンバーの登録車、いわゆる普通車と軽自動車とに分けて、それぞれカタログ値で燃費のよいモデルをご紹介します。

燃費のよい普通車

普通車で燃費のよいモデルについて、国土交通省が2021年3月に発表したところでは、WLTCモードのカタログ値を比較した場合、燃費データのトップ5はすべてトヨタ車が独占しています。

最も燃費が良いとされているのがヤリスの36.0㎞/Lで、2位にはプリウスの32.1㎞/Lが続きます。さらに3位にはヤリスクロスの30.8㎞/L、4位はカローラスポーツの30.0㎞/Lがつけています。

5位はアクアの29.8㎞/Lになりますが、アクアは2021年7月にフルモデルチェンジが行われ、新型が登場したばかりです。

新型アクアではそれぞれWLTCモードで、「B」グレードの場合35.8km/L、「B」以外のグレードでは34.6km/と、より燃費性能が改善しています。

なおランキングに掲載されているデータは俗に「燃費スペシャル」ともいわれるグレードが多く、一般的なグレードと比べて装備が簡素化され車重も軽いため、実用性には乏しいことには注意が必要です。

燃費のよい軽自動車

続いて軽自動車で燃費のよい車種について、こちらも国土交通省の報道資料からWLTCモードのランキングを紹介します。

軽自動車は車体自体が軽いため、一般的に燃費がよいといわれてきましたが、現在のカタログ値でみると、燃費性能は普通車に軍配が上がります。それでも実燃費は、ここで紹介するモデルではそれほど大きくは変わらないといえます。

軽自動車の上位はスズキ車が大半を占めており、多くのモデルには簡易型のハイブリッドシステムが組み合わされています。

1位・2位はスズキ アルトとそのOEM(相手先ブランド製造)車であるマツダ キャロルで、25.8㎞/Lという数値が出ています。

同率3位としてスズキ ワゴンRやそのOEM車のマツダ フレアが25.2km/Lと続き、スズキ アルトラパンも同じカタログ値です。

3位が3モデルあったので、続いては同率6位のご紹介です。ダイハツ ミライースとOEM車のスバル プレオプラストヨタ ピクシスエポックなどが25.0km/Lというデータになっています。また、スズキ ハスラーとそのOEM車であるマツダ フレアクロスオーバーも同じ数値です。

燃費のよい燃料

エンジン車にはガソリンエンジンとディーゼルエンジンがありますが、それぞれ使用する燃料が異なります。

ガソリンは、エンジンによりレギュラーガソリンとハイオクガソリンが使い分けられていますが、燃費に対する影響は基本的にありません。

例外としてハイオク指定の車にレギュラーガソリンを使用した場合は、本来の性能を発揮できず燃費が落ちることがあります。

ディーゼルエンジンには軽油が使用されていますが、同じ排気量のガソリンエンジンと構造上の違いがあるため、一般的には燃焼効率に優れたディーゼルの燃費がよい傾向があります。

燃費改善のための機能や機構

どの自動車メーカーも燃費をよくするため自社の高い開発技術をつぎこんでいますが、ハイブリッドシステムのほかにも省燃費のための機能や工夫があります。

代表的なものとしてはアイドリングストップシステムがあり、停車時のアイドリングを停止させることで少しでも燃料消費を抑えることにつながっています。

またヨーロッパ車を中心に採用されているものとして、ダウンサイジングターボがあります。

小排気量のエンジンにターボを組み合わせることで、より大きな排気量のエンジン並みの出力を確保しながら、小排気量エンジンならではの優れた燃費性能を実現させています。

その他、エンジンオイルの開発技術も進化しており、近年では粘度の低いオイルが主流を占めています。低粘度のエンジンオイルはピストン内での抵抗が少ないため、これもまた高い燃費性能につながっています。

燃費のよい駆動方式

燃費の良し悪しは駆動方式によっても変わってきます。自動車の駆動方式としては、前輪や後輪のみを駆動する2WDと、四輪すべてに駆動力を伝える4WDがありますが、4WDの燃費の方が悪いという傾向があります。

4WD車の燃費が悪くなってしまう原因として、まず車重の違いが挙げられます。同一車種でも2WDと4WDでは車重が違います。ドライブシャフトをはじめとした駆動系のパーツが四輪に必要な分重量がアップするため、その分燃費が悪くなると考えられます。

また、4WD車は四輪に駆動が掛かることで部品同士の抵抗も増えてしまうことも燃費の悪化にもつながっています。そのためパートタイム式4WDでは、悪路走行時以外は2WDに切り替えることで燃費の悪化を防ぐことができます。

近年では、主な駆動輪以外をモーターでアシストする電動式4WDも増えてきています。

これは駆動輪が発進時などでスリップしたときのみモーターが作動するもので、従来の駆動系パーツよりも軽量な構造のため、従来型のいわゆる機械式4WDよりも燃費がよいとされています。

燃費のよいパワートレイン

現代ではガソリンやディーゼルエンジンだけでなく、ハイブリッドやその発展形であるプラグインハイブリッドなど様々なパワートレインが登場しています。

ハイブリッド車の動力には、一般的には燃料と電力を用います。

ハイブリッド車は、エンジンからの出力やブレーキなどから電力を発生させ、その電力でモーターを駆動することでエンジン走行をアシストするという仕組みです。このためエンジン車よりも燃料消費を抑えることが可能です。

加えて、一部モデルでは短距離ながらモーターのみでの走行も可能であるため、燃料消費せずに走行することも出来ます。

中には日産 ノート e-POWERのように、エンジンを発電専用にするハイブリッド車もあります。このモデルではエンジンへの負荷がより少なくなるため、一般的なハイブリッド車より燃費がよくなることも期待できます。

ハイブリッド車の派生となるプラグインハイブリッド車は、バッテリー容量を強化し、外部充電機能が加わった車です。ハイブリッド車よりもモーターを駆動させる走行シーンが増えるため、燃費性能がさらに高くなっています。

また、近年では水素を燃料として酸素と化学反応を起こし発電させる燃料電池車のほか、水素そのものを燃焼させる水素エンジン車の研究も進んでいます。

燃費の良い車のメリット

燃費の良し悪しを左右する様々な要素を見てきましたが、燃費がよいことで得られる大きなメリットとしては、出費が抑えられるという点が挙げられます。

ガソリン代の節約は他車と比較しないとわかりづらいですが、減税額は具体的な数字が示されているため、その効果をはっきりと理解することができます。

ガソリン代

燃費がよくなれば燃料消費が抑えられ、給油する頻度も少なくなります。消費する燃料が減るため、トータルのガソリン代は結果として安く済むことになります。

税金

燃費のよい車には税制面のメリットもありますが、最も有名なのはエコカー減税で、基準燃費の達成度によって、2回目の車検まで重量税の減免が受けられるというものです。

自動車税のグリーン化という制度もあり、基準に適合するモデルは新規登録の翌年度分のみ税額が約75%軽減されます。

またかつての自動車取得税に代わり、2020年10月から自動車税環境性能割が導入されました。

燃費基準の達成度により取得価額の1%~3%が課税されますが、燃費のよい車は減免や免除といった恩恵を受けることが出来ます。

燃費を少しでもよくするためには?

自動車の燃費がよいことによるメリットが大きいことがわかりましたが、その燃費を少しでもよくするためには、どんな対策をとればいいのでしょうか。

ここでは燃費を悪化させる原因と、そこから考えられる燃費向上の方法を紹介します。

燃費が悪くなる原因とは?

燃費が悪くなる原因を突き止め、対策をとることで、燃費をよくすることができます。

一般的なガソリンやディーゼルエンジンの車では、エンジン内で燃料を爆発させることで駆動力を発生させています。この燃焼効率が下がれば、燃費悪化に直結します。

運転操作、特にアクセルワークの良し悪しにより、車種によっては1~2km/Lはすぐ増減します。

そのほか、エンジンオイルの劣化やタイヤの空気圧が低すぎることなども燃費悪化の要因となります。

燃費の改善方法は?

燃費が下がる原因を踏まえれば、燃費を改善させる方法はおのずと見えてきます。

運転時に注意したいポイントや自動車自体への対策など、具体的な改善方法をいくつか紹介します。

低燃費走行

エコドライブとも呼ばれる燃費走行は、今日からでも始められる燃費改善方法のひとつです。

アクセルワークに気を付けて急発進を行わないだけでも、燃費が10%向上するともいわれています。また加減速の少ない運転を意識して一定の速度を保つということも、燃費をアップさせるためのコツです。

減速する際は、フットブレーキに加え、エンジンブレーキを使うのも効果的です。アクセルを踏む時間が短くなるので、その分燃料消費が少なくなります。

また、エアコンの使用はエンジンに負担がかかるため、燃費悪化の原因となります。常時使用することによるメリットは数多くありますが、燃費を考慮する場合はエアコンの設定温度や風量を調整するなどの工夫を行うとよいでしょう。

このほかにもアイドリングを極力抑えることや、車内の余計な荷物を下ろして車体を軽くするなど、燃費を良くするための工夫点は数多くあります。

メンテナンス

きちんとしたメンテナンスを行い、車の状態を万全にしておくことは燃費対策のためにも有効です。

タイヤの空気圧が低すぎると、タイヤと路面の摩擦が増えるため燃費は悪化します。だからといって空気圧を上げすぎると、今度は乗り心地が跳ねるようになってしまいます。

タイヤの空気圧点検は簡単にできるので、自分で行ったり、給油ついでに診てもらったりすることが可能です。

フロントドア内側に指定空気圧を確認することができるので、定期的な点検を習慣づけるようにしたいところです。

また、定期的なオイル管理はエンジン管理の基本ともいえ、燃料を効率的に燃焼させるためにも欠かせません。

燃費をよくする装備やアイテム

最近では、燃費をよくするためのアイテムも登場しています。そのうちいくつかを紹介します。

一般的によく知られているものとしては、「エコタイヤ」と呼ばれる低燃費タイヤがまず挙げられます。エコタイヤは一般社団法人 日本自動車タイヤ協会が策定した制度で、転がり抵抗性能とウエットグリップ性能が基準値を満たしたものを指します。

転がり抵抗が低いと車を走行させるパワーが少なくて済むため、結果として燃費向上につながります。

転がり抵抗が低いということはグリップ力も低いと言い換えることができますが、年々タイヤの開発技術も進化しているため、低燃費とグリップ力を両立させたモデルも登場しています。

またエコタイヤは転がり抵抗を減らすため、コンパウンドに摩擦しにくい素材が配合されています。そのため使用条件にもよりますが、通常のタイヤよりも寿命が長いといわれています。

ほかにも後付けのアイドリングストップキットや、燃費に関する情報を表示するエコモニターなど、燃費のいい運転をするための商品も続々と登場しています。

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車の燃費がよいことで、金銭面を主としたメリットが得られることがわかりました。燃費のよい車を購入するだけでなく、自分で注意することで燃費をよくすることも可能です。

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