車を大切に乗るために欠かせないオイル交換。その正しい知識を身につけよう!

車を動かす重要な役割を担うエンジンの内部を潤滑に動かし続けるため、エンジンオイルは欠かせない存在です。

またオイルの機能をしっかりと果たすために定期的なオイル交換は必須といえますが、正しいオイル交換について知らない人は意外と多いです。

今回は、エンジンオイルの役割や適切な交換時期などを改めてご紹介します。この記事をご覧いただき、オイルが果たす重要な役割を理解し、愛車を大事に乗り続ける意識を再確認しましょう。

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新車1回目のオイル交換はいつ?

新車を購入した際、最初のオイル交換はいつ行えばよいのでしょうか。

購入した新車に乗り始める際、かつては慣らし運転が必須とされており、慣らしが終わった後に初回のオイル交換をすることが一般的でした。

車種にもよりますが、慣らし運転は約1,000kmまで行い、その後オイルエレメントとともに初回交換を行っている場合が多かったようです。

慣らし運転の間に生じた金属粉がオイルに混じるから、というのが主な理由でした。

現代の車になると慣らし運転の必要がないくらい生産の精度が高くなったため、初回だから何kmで交換するという扱いは基本的になく、通常のサイクルと同様なのが主流です。

国産車の場合、メーカーによって交換時期が定められていますが、おおよそNA(自然吸気)エンジン搭載車(以下、NA車)では15,000kmもしくは12ヶ月、ターボエンジン搭載車(以下、ターボ車)の場合はNA車よりも短く、5,000kmもしくは6ヶ月での交換が推奨されています。

一方、輸入車の場合はどんな扱いになっているでしょうか。

メルセデス・ベンツやフォルクスワーゲン、BMW、ポルシェなどのドイツ車では、メーカー純正のオイルを使用した場合で10,000km~15,000kmもしくは1年とされているパターンが多いですが、多くのモデルではインジケーターランプが交換時期を教えてくれるため、強く意識する必要はありません。

オイル交換のスパンは?

2回目以降のオイル交換も、基本的には1回目と同じサイクルで交換のタイミングを考えましょう。

かつてNA車は5,000㎞もしくは1年、ターボ車は3,000㎞もしくは半年程度でオイル交換しなければならないと言われていました。

しかし部品の精度が高くなった現代の車では交換サイクルが長くなり、前述のようなサイクルを守れば問題ありません。

また、軽油を燃料とするディーゼル車であっても、ガソリン車と同様の交換サイクルです。

エンジンとモーターの出力で車を動かす一般的なハイブリッド車でも、交換サイクルは通常のガソリン車と同じに見ておきましょう。

その際気を付けたいのは、普段の走行状況・車の使い方です。メーカー推奨の交換サイクルは、平坦な路面走行や一定速度の巡航が中心の場合が想定されています。

一方、登坂路をはじめエンジンの高回転域を多用する走行が多い場合や逆に車が暖まりきらない短距離走行など、車のメカニズムに負担をかける走行が中心の乗り方もあります。

この状況は専門用語で「シビアコンディション」と呼ばれますが、通常の走行条件よりもオイルや各パーツの劣化が早まることが考えられます。

それを避けるためには、一般的な走行条件よりもオイル交換のサイクルを短くする必要があります。

具体的な走行距離や交換時期は車種によって異なりますが、距離・期間ともにノーマルコンディションの半分程度とされていることが多いです。

特にターボ車は、後述するオイルの機能によりエンジンのコンディションを保つという特徴があるため、より厳密なオイル管理が求められるのです。

なおモーターで駆動する電気自動車(EV)の場合、そもそもエンジンがなく、エンジンオイルも入っていないため、オイル交換自体が不要です。

また、トヨタ MIRAIをはじめとする燃料電池自動車(FCV)も、エンジンオイルを使用しないため、EV車同様に交換が不要です。

エンジンオイルの役目は?

エンジンには欠かせない存在のエンジンオイルですが、その役割は大きく5つあります。潤滑・洗浄・冷却・防錆・密封の機能について、それぞれ詳しく説明します。

潤滑

エンジンオイル最大の役割は、エンジン内のシリンダーに入り込むことで油膜を形成し、ピストンとの摩擦を抑えるというものです。

長期間オイルを替えずにいるとオイルに不純物が混入してしまうため油膜が保持しづらくなり、最悪の場合はエンジンに致命的なダメージを与えてしまいます。そのため定期的なオイル交換が欠かせません。

洗浄

2つ目の役割として、エンジンの洗浄機能があります。

エンジン内部をオイルが循環する際、エンジンで発生した金属粉やススなどの汚れも一緒に洗い流します。またオイルによっては、洗浄力をアップさせる添加剤が含まれるものもあります。

オイルとともに流れる汚れ成分はエレメントで濾過されますが、次第にオイル自体も汚れてくるため、オイルエレメントも含めた定期的な交換が必要になります。

冷却

エンジンの冷却は主にクーラントと呼ばれる冷却水がその役割を担いますが、エンジンオイルも内部を循環することで冷却機能を補完しています。

エンジンオイルを交換しないとオイルの汚れが蓄積し、詰まりが起こって冷却能力が低下することがあります。最悪の場合エンジンがオーバーヒートを起こし、分解修理やエンジン換装が必要になることもあります。

特にターボ車では、高温のタービンを冷やすためオイルの冷却性能は重要です。コンディションのいい状態で乗り続けるためにも、オイル交換は定期的に行いましょう。

防錆

エンジンオイルは、油膜がエンジンの内部を循環しているため金属部分を空気に触れさせず、錆の発生を防ぐ機能もあります。

エンジンオイルが劣化することで油膜の保持能力が低下してしまうと、エンジン内部に錆を発生させる原因となってしまうのです。

密封

エンジンオイルの意外な役割としては、内部の密封機能があります。

エンジンオイルの油膜はシリンダー内部を潤滑させるだけでなく、シリンダーとピストンを塞ぐことで燃焼ガスの圧力を逃げづらくしています。

オイルが劣化すると密封機能も下がり、圧力が低下してしまうためパワーロスや燃費悪化の原因にもなります。これを防ぐためにも、オイル交換は忘れずに行いましょう。

エンジンオイルの種類

エンジンオイルの種類は多岐にわたりますが、大きく見て粘度や質の規格による分類とベースオイルによる分類があります。それぞれについて、詳しく説明します。

エンジンオイルの粘度や質の規格

現代のオイルは様々な気温に対応するマルチグレードが一般的ですが、粘度は通常「0W-20」や「15W-40」のように表記されます。

アルファベットのWは「winter」の頭をとったもので、低温時の粘度を表し、右側の数値は高温時の粘度を表記しています。

低温側は数値が低いと低温時でも固まりにくく、高温側は数値が高いほど高い温度に対応することを示しています。

品質規格には複数の規格が混在していますが、最も一般的なのはAPI規格です。ガソリン車用には頭にSが、ディーゼル車用にはCがつけられ、その後に続くアルファベットが後になるほど性能が高いことを表しています。

ガソリンエンジンで現在普及している規格としては、「SL」「SM」「SN」「SN PLUS」「SP」などがあります。この中では「SP」の質が最も高いことがわかります。

その分価格もアップするのですが、高価なオイルには添加剤が多く含まれており、エンジン内部の潤滑化や燃焼効率のアップなどを謳うものも多いです。

しかし現代の車ではオイル品質の差を感じる機会は少なく、むしろ適正な距離や期間でオイル交換がされているかを重視してオイル管理をすべきです。

ベースオイルの違いによる分類

エンジンオイルの粘度ベースオイルによる分類としては以下の3つがありますが、それぞれの特徴を紹介します。

ベースオイルは原油を蒸留・精製しただけのものと、高度な精製処理を加えたものがあり、その組み合わせで分類されています。

鉱物油

鉱物油は、原油を蒸留・精製して不純物を取り除いて作られています。現在市場に流通しているものでは価格の安いものが多く、コストパフォーマンスに優れるというメリットがあります。

一部カーマニアの間では、ある程度年式の古い車種には鉱物油が適しているという意見もあります。

一方で鉱物油には、熱・外気により酸化しやすいというデメリットがあります。酸化が進むとオイルの機能が低下するため、交換のサイクルには特に注意を払う必要があります。

化学合成油

化学合成油は全合成油とも呼ばれており、原油を蒸留した後に高度な精製処理を施すことで作られています。

始動性や耐熱性がアップされていることで高い品質を誇りますが、その分価格も上昇します。

走行性能を追求するユーザーに向いているのが化学合成油ですが、鉱物油とは逆に年式の古い車には不向きとも言われています。

部分合成油

化学合成油が100%精製処理されたオイルなのに対し、部分合成油には化学合成油と鉱物油両方の成分が含まれています。

化学合成油の成分が含まれているため、鉱物油の弱点でもある始動性・耐熱性の低さを補うことが可能です。

また価格は鉱物油と化学合成油の中間におさまるため、化学合成油より安価で購入しやすいというメリットもあります。

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エンジンオイルには様々な機能があること、またコンディションを良好に保つためにはオイル交換が欠かせないということが改めて理解いただけたかと思います。

定期的なオイル交換は愛車を大事に扱う基本中の基本なので、交換してからの走行距離や期間を頭に入れ、適切な交換時期に交換しましょう。それが愛車の価値を高めることや、売却時の好条件につながるのです。

8000店以上が参加するユーカーパックには、丁寧に乗ってきた車の価値をきちんと見分ける業者も多数含まれており、適切なオイル管理の履歴もしっかりと価格に反映してくれます。

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