買取相場・下取り相場データ(2024年11月現在)
買取相場価格 | 41.7万円〜58.4万円 |
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下取り相場価格 | 35.5万円〜52.4万円 |
年式 | 2014年(平成26年) |
走行距離 | 1万km |
買取相場価格 | 41.7万円〜58.4万円 |
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下取り相場価格 | 35.5万円〜52.4万円 |
年式 | 2014年(平成26年) |
走行距離 | 1万km |
販売終了まで、スバルのフラグシップの一角だったレガシィツーリングワゴンですが、中古車としての評価はどうでしょうか。
これらのモデルはかなり低価格での推移となっています。
状態が悪いものや修復歴車では価格が付かないケースがある一方で、初代モデルであっても特別仕様車である「GT-X」やターボグレードの「GT」などには多少の価格が付いています。
2代目・3代目も同様で、特別仕様車であったり、ターボの「GT」「GT-B」系グレードには価格が付いています。
グレードによる価格差が大きく出ていますが、モデルや年式での価格差は小さい様子です。
走行距離が短く程度の良いものやMT車は希少価値が高いとされ、比較的に高値が付きやすい傾向にあります。
ボディカラーや装備での価格差は比較的に出づらく、状態とグレードが重要視されています。
4代目モデル(BP系)においても、低価格での取引が多いのが現状です。最も売れたモデルといった背景があるため、流通台数が多く、価格が付きづらい状況になっている様子です。
ただし、チューニングモデルである「S402」や「tuned by STI」は例外で高額での取引がされている様子がうかがえます。特に「S402」は、同モデルで最も高値で取引されています。
また、それら以外のグレードであっても、低走行で状態が良好な高コンディション車であれば、高値が付くケースもあるようです。
全体の傾向としてMT車の方が高値で取引されています。また、3Lモデルである「3.0R」系グレードの方が高値が付きやすい傾向があります。
走行距離による価格の低下は、3万キロ程度までの低走行車は高値がつきやすい状態になっています。以後、横ばいに近い緩やかな低下幅となっています。
ボディカラーはブラック系やパール系の定番色に加え、スバルのイメージカラーであり特別仕様車にも採用されているブルー系も人気です。
レガシィツーリングワゴンとしては最終モデルとなる5代目(BR系)ですが、先代までと比較すると、1ランク上での取引価格帯となっています。
まず、全体の傾向として、MT車の方が高値が付きやすいです。特に特別仕様車の「2.5GT tS」はMT車の中でも相場が頭一つ抜けています。
走行距離での推移は、3万㎞程度までは比較的大きな下がり幅ですが、以降は均等な感覚で距離が伸びるにつれ価格が低下していきます。
1万km前後の低走行車と比較すると、10万kmオーバーの過走行車は3分の1から4分の1前後まで価格が下がってしまうケースもあります。
修復歴車やサビ・腐食の程度が大きい車、冠水車などの場合、過走行車と同等以上の値下がり幅となっています。
5代目モデル(BR系)の人気の装備としては、先進運転支援システム「アイサイト」が筆頭に挙げられます。
アイサイトはスバルの各車種に設定されている先進運転支援システムですが、レガシィには改良型である「アイサイト ver.2」が搭載されます。
主な機能としては、プリクラッシュブレーキや全車速追従機能付きクルーズコントロールなどです。従来までのアイサイトは障害物の検知など衝突軽減としての機能でしたが、アイサイト ver.2では「衝突前に止まる」衝突回避性能に重きを置いています。
その他には、各種STIパーツや特別仕様車やオプションで装備されるアルミホイールやダンパー、サスペンションなども人気となっています。
前・後期別で見ると、前期型(アプライドA,B,C)の方が全体的に低価格となっています。
走行距離では10万kmまでの下落幅が大きく、以降は緩やかです。特に1万kmから4万㎞までは1万㎞ごとの下落幅が大きくなっています。その後少し緩やかになりますが、6万km、7万kmとまた下落幅が大きくなります。
グレード別では、MT車の存在が影響し、「2.5GT S Package」が比較的高水準での取引価格となっています。その他のグレードでは、ターボモデルでは「2.5GT EyeSight」、NAエンジンモデルでは「2.5i EyeSight SPackage」にそれぞれ高値が付きやすいです。
基本的には、アイサイト搭載グレードやターボモデルの方が高値になりやすい様子です。
ボディカラーはブラックや、パール、ホワイト系の定番色に加え、ブルー系も人気な様子で、やや高めの価格がついています。一方で、グレー系やシルバー系は他車種同様、価格が伸びづらい様子です。
修復歴車に関しては、3分の1程度での取引が多く、ボディの状態の悪いものに関しては半値以下まで落ちているケースも見られます。
後期型(アプライドD,E)の方が、当然ながら前期モデルよりは高い水準にあります。
走行距離では、1万㎞から3万㎞までの下落幅が非常に大きくなっており、低走行であればその分高値が期待できます。3万㎞以後は比較的に緩やかに低下していきますが、10万kmオーバーの過走行車は、低走行車と比べ半値以下まで落ち込むことが多いです。
グレード別では、特別仕様車である「2.0GT DIT spec.B EyeSight」は高値での取引が多数です。通常グレードでは、ターボモデルの「2.0GT DIT EyeSight」に、NAモデルでは「2.5i B-SPORT EyeSight G-Package」と、それぞれの上級グレードに高値が多く見られます。また、ターボグレードの評価が高いケースがほとんどです。
ボディカラーは、基本的には前期型と同様、ブラック系やパール系の定番色とブルー系に人気があり、シルバー系などは一歩劣った結果になることが多いです。
修復歴車に関しては、前期型と似た傾向ではありますが、4分の1程度での取引が多くなっており、後期型の方が年式が新しく、低走行車の割合が多い分、値下がり幅も大きくなっています。同様にボディの状態の悪いものに関しては半値以下まで落ちているケースも見られます。
レガシィツーリングワゴンはすでに終売し、最終モデルでも10年近く経過しています。
一部特別仕様車や最近の車では珍しいMT車ならともかく、通常グレードであれば、相場は下がる一方となる可能性が非常に高いです。レガシィツーリングワゴンの売却をお考えであれば、早めのご売却をおすすめいたします。
レガシィツーリングワゴンは日本を代表するステーションワゴンとして人気の高い車種の為、流通台数も非常に多いです。
そのため、条件が良ければ、ディーラーでも下取り車として高価査定が付きやすいですが、本当に高値なのか確認するためにも、買取店で客観的な評価をしてもらい、買取価格を比較することをおすすめします。
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レガシィツーリングワゴンは、富士重工業(現 スバル)が販売するステーションワゴンです。基本となったセダンタイプのレガシィはスポーツセダンの位置づけで、世界のラリーで活躍しました。
初代モデルが1989年に発売され、2014年までの全5代の歴史があります。
6代目モデル以降は、セダンの「レガシィB4」と「レガシィアウトバック」の2構成になりました。一方でツーリングワゴンは「レヴォーグ」を後継モデルとする方針により、日本国内では5代目をもって販売が打ち止めとなりました。
レガシィの初代モデルが1989年に登場しました。
完全新設計のプラットフォームを使用し、当時新開発の「EJ」型エンジンを搭載しました。ツーリングワゴンには水冷水平対向4気筒、2Lエンジンの「EJ20」と1.8Lエンジンの「EJ18」を搭載しています。
ミッションは4速ATと5速MTが組み合わせられます。
また駆動形式はFFと4WDを用意します。4WDでもパートタイムとフルタイム、両方の設定がありました。
足回りにはEP-S(エアサス)を装備したグレードも存在します。
1993年に2代目にモデルチェンジが行われ、初代モデルは生産終了しました。
2代目モデルも基本構造は初代と同一です。多少の改良が加えられ、剛性アップが図られていますが、同一のプラットフォームを用いています。
搭載エンジンの仕様は、先代同様の1.8Lと2.0Lに加え、新たに2.2Lと2.5Lエンジンがラインナップに加わりました。
また、2.0Lターボエンジンは、2ステージツインターボとなっています。低回転をプライマリーターボ、高回転をセカンダリーターボと呼び、2つのターボを切り替え連続過給させることで、パワーアップと応答速度の上昇を図っています。それらの影響もあり、一部グレードで一般量産車初の最高出力280psを達成しています。
ミッションや駆動方式は先代モデルと同一です。
FFのグレードは、国産のFF車として初の「TCS(トラクションコントロールシステム)」を採用したモデルとなっています。
足回りも先代モデルを踏襲し、エアサス搭載グレードの設定があるのも同様です。
3代目モデルの登場に伴い、1998年に販売終了しました。
1998年に登場した3代目モデルは、セダンよりも先行してツーリングワゴンが発売されます。
衝突安全性が重視され始めた頃に登場した本モデルですが、衝突安全性能試験ではAAAの高評価を取得し、スバルの安全性能を知らしめた1台になります。
パワーユニットは、「EJ20」と「EJ25」、新たに3.0Lエンジンの「EZ30」が与えられる形になり、1.8L、2.2Lエンジンは廃止となっています。
駆動方式はFFが廃止となり、4WDのみとなっています。また、ミッションはこれまでと同様の組み合わせとなっています。
足回りは、リアがマルチリンク式に変更が加えられ、荷室の積載容量をアップさせています。EP-S採用グレードは同様に存在します。
ポルシェデザイン社が手がけたエアログレードの「ブリッツェン」は非常に好評だったことから、ツーリングワゴンにも導入されました。
またSTIからは、「レガシィS401 STi version」が400台限定で登場しています。エンジンはバランス取りが施され、最高出力293psもの出力を発生させます。またミッションは6速MTとなり、ほかにも、ブレンボ製ブレーキなど、各所に専用パーツが採用されています。
2003年に4代目レガシィが発表され、販売が終了となります。
衝突安全性能向上の為、ボディサイズの大型化が図られ、5ナンバーサイズから3ナンバーサイズへと移り変わったのが4代目モデルです。
パワーユニットにも大きな変更が加えられています。エンジン自体は先代同様、2.0L、2.5L。3.0Lの3種類ですが、それまで採用していたツインターボからシングルターボへ大きな変更がなされています。
ツインスクロールターボを採用することで、低回転からの立ち上がりを早め、レスポンスやパワーを上昇させています。それにより、高回転型のEJエンジンの弱点である、低速域でのトルクやパワーを確保することに成功しています。
ちなみに、欧州仕様には世界初の水平対抗ディーゼルターボが存在します。
ミッションのラインナップにも変更があり、4速AT・5速AT・5速MT・6速MTとなります。
先代同様、STIによる限定コンプリート車として「tuned by STI」や「S402」が発売されました。
「tuned by STI」はビルシュタイン製の専用ダンパーを採用し、18インチに大型化されたタイヤホイールを採用するなど、専用の装備をあしらった600台の限定モデルとなっています。
「S402」は、究極のグランドツーリングカーをコンセプトに、402台限定のグレードです。片側20㎜のブリスターフェンダー、BBS製のアルミホイール、ブレンボ製の6ポッドキャリパーを装備するなど、より多くの専用装備を与えられています。
そのほかにも、南関東限定のモデルとして「GLAENZEN(グレンツェン)」も存在します。専用装備の目玉として、「MAGNIFICA」(マニフィカ)」と呼ばれるレカロ社製シートを前席に2脚採用しています。1脚80万相当で、レザーとアルカンターラが組み合わせられたシートとなっています。さらに、スイスのSPORTEC社製アルミホイールやマッキントッシュのオーディオを標準装備化しているなど、多数の専用パーツを装備しています。
2008年の改良でグレードの入れ替えがおこなわれ、同車初のアイサイト搭載グレードが追加されました。
レガシィでは歴代最長モデルで、6年間の販売となりました。
レガシィツーリングワゴンとしては、最終モデルとなります。
前期型ではそれまであった2.0Lエンジンを廃止し、2.5L以上の設定となります。後期型では復活しますが、それまでの「EJ20」に置き換わり「FA20」の採用となります。
ミッションはほぼすべてが2ペダルシフト(5速AT または CVT)となり、前期型の2.5Lターボの「2.5GT S Package」と「2.5GT tS」のみにMTが採用されています。
5代目レガシィツーリングワゴンのアプライドモデルでの区分けは以下になっています。
グレード体系としては、大きく分けるとNAエンジンの「2.5i」とターボエンジン搭載の「2.5GT」の2種類となります。
アプライドCモデルまでは、基本的に「2.5i」がすべてCVT、「2.5GT」はATとMTのミッションが組み合わされます。アプライドD以降は、すべてのグレードでCVTとなっています。2Lターボの「2.0GT」系グレードの追加もアプライドDからとなっています。
アプライドAでは、LパッケージとSパッケージが組み合わされたものが基本となります。また、「2.5GT S Package」のみMTが搭載されています。
「2.5i L Package Limited」と「2.5i S Package Limited」の2種類が特別仕様車として存在し、専用のホイールやブレーキなどが採用されています。
「2.5GT」にはレーダークルーズコントロール搭載の「2.5GT-L SI-Cruise」もラインナップされています。
アプライドBでは、先進運転支援システム「EyeSight(Ver.2)」が搭載され、グレード体系に変化がありました。
アイサイト搭載グレードとして「2.5i EyeSight」「2.5i EyeSight Sport.Selection」「2.5GT EyeSight」「2.5GT EyeSight Sport.Selection」、以上の4グレードが追加となっています。
また、特別仕様車として「2.5GT-S tS」がラインナップされます。専用にチューニングされたサスペンションや、18インチアルミホイールやSTI製のスポイラーを装備するなど、各所に専用装備を採用しています。ミッションは5速ATのほかに6速MTが用意されています。
特別仕様車としてもう1種類「2.5i S-style」も存在します、専用の16インチアルミホイールや本革ステアリングホイールなどを採用しています。
新規グレードが増えた一方で、「2.5GT-L Package」「2.5GT-L SI-Cruise」の2グレードが廃止となっています。
アプライドCでは、「2.5i EyeSight Sport.Selection」「2.5GT EyeSight Sport.Selection」の2種類が廃止となります。
その後、特別仕様車として「2.5i B-SPORT EyeSight」と「2.5i B-SPORT EyeSight G Package」を発売します。
アプライドDでは、フロントマスクを刷新し、内装パネルの変更や、一部のスイッチ類の移設を行うなどのマイナーチェンジがおこなわれました 。
同モデル初となるアイドリングストップシステム搭載も大きな変更点の1つです。他にもNAエンジンは「FB25」が新たなに採用され、全車CVTが標準になるなどの変更点が多数あります。
さらに、2Lエンジンが復活し、「2.0GT DIT」「2.0GT DIT EyeSight」の2グレードが追加になります。エンジンはEJ20ではなく、FA20を採用しています。BRZと同型のエンジンにターボを搭載したものになります。ちなみに「DIT」は「Direct Injection TURBO」の頭文字をとったものです。
特別仕様車としては「2.5i EyeSight tS」を用意します。STI初の自然吸気チューンの車となり、STI製のタワーバーをはじめ、ビルシュタイン製のショックアブソーバーや、専用チューンのサスペンション、18インチアルミホイールを備えるなど、足回りに重点を置いたチューンが施されています。
それら以外にも、エクステリアでは、ボディカラーに「WRブルーマイカ」を専用設定、前後にSTI製のスポイラーを装備します。インテリアには、STIのロゴが入ったアルカンターラとレザーのコンビシートを採用、排気系にも専用の2本だしマフラーを搭載するなど、足回り以外にも抜かりがありません。
アプライドEでは、スバルのフラグシップエンジンであったEJ型エンジンが、レガシィから姿を消すこととなります。初代レガシィから脈々と続いてきたEJ型エンジンですが、次期機のFA型、FB型エンジンへの世代交代に伴い廃止となりました。
そのため、NAエンジンモデルからは、「2.5i」、「2.5i L Package」、「2.5i EyeSight」、ターボモデルからは「2.5GT EyeSight」が廃止となります。
ただ、NAエンジンモデルが廃止になるわけではありません。NAエンジンモデルのグレードとして「2.5i B-SPORT」「2.5i B-SPORT EyeSight」「2.5i B-SPORT EyeSight G-Package」が新たに登場します。
特別仕様車には「2.0GT DIT spec.B EyeSight」が用意されます。エクステリアにブラックの18インチアルミホイールやブラックの電動格納式リモコンドアミラー、インテリアには、260km/h表示のマルチインフォメーションディスプレイ付ルミネセントメーター、シルバーカーボン調のインテリアパネルを採用するなど、多岐に渡る専用パーツを備えています。
その後、2014年にレガシィツーリングワゴンの発売は終了します。レガシィ自体は存続しますが、ツーリングワゴンはレヴォーグを後継モデルとし、生産を終えました。それに加え、レガシィB4のターボモデルもWRX S4に統合される形になるため、「レガシィ」の名前はセダンタイプのB4(NAモデルのみ)とクロスオーバーSUVタイプのアウトバックのみに残る形になります。
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