【2026年9月号】ユーカーパック中古車相場レポート|8月の動向と10月の見立ては?
こんにちは!ユーカーパック 中古車相場レポート編集部です。
「クルマを売るなら、いつが一番得なのだろう?」
そんな疑問のヒントになるよう、ユーカーパックのオークションで実際に成立した取引データと、日々市場を見ている現場スタッフの声をもとに、中古車相場の「いま」を毎月お伝えします。
2026年9月の中古車相場について
9月はほぼ横ばい。車種ごとの動きに注目

指数の参照元:株式会社オークネット「2026年9月の『中古車市場価格指数』を公開」(2026年10月20日公表)
9月の全体相場について
9月の中古車相場は、全体としてほぼ横ばいで推移しました。
上記画像はオークネットが公表した2026年9月の「中古車市場価格指数」です。前月比0.29%上昇と、小幅な動きにとどまっています。
前年同月比では3.35%上昇しており、前月からはほぼ横ばいながら、前年より高い水準となっています。
横ばいとなった背景を、為替と海外向けの買い付けの動きから見ていきましょう。
▼米ドル/円の前月比較(2026年8月・9月)
| 対象月 | 月中平均(1米ドルあたり) | 前月との差 |
|---|---|---|
| 2026年8月 | 158.81円 | — |
| 2026年9月 | 156.23円 | 2.58円の円高 |
出典:日本銀行「主要時系列統計データ表」(東京市場 ドル・円 スポット 17時時点/月中平均、系列コード:FM08’FXERM07)。
米ドル/円の月中平均は、8月の158.81円から9月は156.23円となり、前月より2.58円の円高でした。一方、前年9月の147.93円と比べると、8.30円の円安となっています。前月から円安が進んだわけではありませんが、前年同月と比べて円安の水準にある状況は続いています。
円安は、米ドルなどの外貨で資金を持つ海外バイヤーにとって、同じ円建て価格の車をより少ない外貨で買い付けやすくする要因になります。ユーカーパックでは、こうした前年より円安の為替水準が、海外バイヤーの購入余力を支え、相場を下支えする一因になっていると見ています。
一方、直近ではアフリカ・中東・東南アジア向けの買い付けに勢いが乏しく、海外需要の弱さが相場の重しになったと見ています。前年より円安の水準にあることが下支えとなる一方、買い付けの弱さや車種ごとの需給なども重なり、9月の相場は全体としてほぼ横ばいにとどまったと捉えています。
前号での見立てを振り返る
前号では、相場全体が大幅に上昇につながる明確な材料は多くないとお伝えしました。
9月のオークネット中古車市場価格指数は前月比0.29%上昇にとどまり、月間の結果もほぼ横ばいでした。
大幅な上昇には至らなかった点では、前号の見立てに沿った動きです。
ただし市場全体の動きが、そのまま愛車の評価に当てはまるとは限りません。
売却を検討する際は、車種・年式・グレードなどの条件が近い車の相場も確認することが大切です。
ユーカーパックの成約価格中央値の指数(各年8月=100)

ユーカーパックの成約価格中央値を、各年8月=100として指数化し、9月の変化を比較しました。
2026年9月は指数94.4(概算)となり、8月の成約価格中央値に比べて約5.6%低下しました。しかし2024年9月は指数70.9、2025年9月は指数77.3で、2026年は過去2年と比べて8月から9月の低下幅が小さくなっています。
全国相場のように横ばいとは言えませんが、低下幅が過去2年より小さくとどまった背景には、前年より円安の為替水準が海外需要を下支えした影響があると見ています。
※指数は、各年9月の成約価格中央値を同じ年の8月の成約価格中央値で割り、100を掛けた値です。指数94.4は94.4万円という金額ではありません。100を上回れば8月より上昇、下回れば低下したことを示します。中央値は、成約価格を低い順に並べたときに中央に位置する値です。
買い手の関心は、引き続き冬に向けてSUVやミニバンに集まっています。
次の入札ランキングでは、前号で注目した車種の動きも振り返ります。
ユーカーパック入札ランキング
2026年9月の車種別入札数ランキングを、前月の順位とともに紹介します。
今回はランキングに加え、順位を上げた車種や、注目のカテゴリーを取り上げます。
ユーカーパック 2026年9月 オークション入札ランキング(8月順位との比較)
| メーカー | 車種 | 9月順位 | 8月順位 |
|---|---|---|---|
| トヨタ | アルファード | 1位 | 1位 |
| トヨタ | ランドクルーザープラド | 2位 | 8位 |
| 日産 | セレナ | 3位 | 6位 |
| BMW | 3シリーズ | 4位 | 10位 |
| ホンダ | フィット | 5位 | — |
| トヨタ | ハリアー | 6位 | — |
| トヨタ | プリウス | 7位 | — |
| トヨタ | ハイエースバン | 8位 | — |
| ポルシェ | ボクスター | 9位 | — |
| レクサス | RX350 | 10位 | — |
冬を前に、ランドクルーザーやハリアーなどのSUVが入札上位に
前号では、秋から冬にかけて注目したいカテゴリーとしてSUVを挙げました。
9月はランドクルーザープラドが前月の8位から2位へ上昇し、ハリアーが6位、レクサスRX350が10位に入りました。
上位10車種に入ったSUVは前月の1車種から3車種に増え、前号で注目したカテゴリーが入札ランキングでも存在感を示しました。
そもそも人気が高い車種に加え、冬に向けた需要の高まりも影響した結果と見ています。
売却タイミングとしては悪くない時期と考えても良さそうです。
アルファード・ヴェルファイアは、高値から実際の需要に沿った評価へ

前号では、アルファード・ヴェルファイアは人気が続く一方、価格は落ち着く傾向にあると紹介しました。
9月もその傾向は続いています。背景には先にもお伝えした、アフリカ・中東・東南アジア向けの買い付けが伸び悩み、海外需要が相場の重しとなっていることが考えられます。
一方、売り手側にも変化が見られます。以前の高値相場にこだわるのではなく、現在の相場を受け入れ、売却を決めるユーザーが増えてきています。
以前のように新車価格を上回る高値を期待するのではなく、現在の需要に沿った水準で考えることが重要です。
10月の見通し:SUVやミニバンへの関心継続に注目
10月の見通し
9月の入札状況を踏まえ、10月もSUVやミニバンへの買い手の関心は続くと見ています。
それが価格の上昇につながるかは一概には言えませんが、売却を検討している方は現在の相場を把握しておくことが重要です。
年末に向けた売却は、早めの検討を
アルファード・ヴェルファイアなど、以前の突出した高値から相場が落ち着きつつある車種もあります。
年末までに売却を考えているなら、以前の高値への回復を待つより、まず査定を受け、早めに売却を検討するのもおすすめです。
中古車は、時間の経過や走行距離の増加とともに価値が下がるのが基本です。
「売り時はまず今」という視点で、現在の査定額と乗り換え・引き渡しの予定を照らし合わせることが大切です。
現在の査定額を知るには?

ユーカーパックのアプリでは、日々変わる買取相場を無料ですぐにチェックすることができます。
売却の相談も歓迎しておりますので、ぜひご利用ください。
次号では、市場全体の価格指数とユーカーパックの入札ランキングを確認し、この見立てを振り返りますのでお楽しみに!
今月の特別コラム:ボディカラーは重要!?同車種で見る相場価格
ボディカラーは、買い手の好みや再販売のしやすさに関わるため、査定で確認される項目のひとつです。同じ車種・年式でも、色の違いで査定額に差が出ることがあります。
日本ではパールホワイト・ブラックが定番
- パールホワイト系
- ブラック系
日本の中古車市場では、パールホワイトやブラックが定番です。
幅広い買い手に選ばれやすく、評価されやすい色として定着しています。
ここでいうパールホワイトは、ホワイト全般を指すものではありません。
相場価格は、車両価格が約100万円~300万円以上のクラスになると、他色との差が5万円~20万円以上つく車種もあります。
どのシーンにも合わせやすい安定感が、人気の理由かもしれません。


※2026年10月時点 ※ユーカーパック公式サイトより引用


※2026年10月時点 ※ユーカーパック公式サイトより引用
イメージカラーが定着している人気車種
ただし、「パールホワイトかブラックなら、どの車でも一番高い」というわけではありません。
車種が変われば、好まれる色も変わります。
長年親しまれているイメージカラーを持つ車種を紹介します。
スバル インプレッサ

- ブルー系
インプレッサなどスバルのスポーツモデルでは、定番色のホワイト系「クリスタルホワイトパール」とブラック系の「クリスタルブラックシリカ」、そしてスバル車ではお馴染みのブルー系「WRブルーパール」が特に人気を集めています。
1990年代〜2000年代にかけて、世界ラリー選手権(WRC)で優勝を重ねた「インプレッサWRX」の競技車両のカラーリングが青(WRブルー)であったため、インプレッサシリーズの代表的なイメージカラーとして定着しました。
ユーカーパック成約実績例
下記の成約実績では、ブルーは13年11ヶ月落ちで査定、ホワイトは12年6ヶ月落ちで査定と1年以上古い状態でも、価格が35万円高く成約しています。
希少性や状態等でも価値は変わりますので、一例としてご参考ください。
スズキ スイフト

- イエロー系
スズキ車にも、黄色が好まれる車種があります。
中でもスイフトの「チャンピオンイエロー」は非常に有名です。
初代スイフトスポーツが「ジュニア世界ラリー選手権(JWRC)」などのモータースポーツに参戦し、優秀な成績を収めたことで「黄色=スイフト(速い車)」というイメージが強く定着した、と言われています。
ユーカーパック成約実績例
下記の成約実績ではイエロー系はグレーと年式が近いのですが、走行距離が約8,000km多いにもかかわらず、9.5万円高く成約しています。
最近はベージュやくすみ系の個性的な色も人気
ホンダ N-BOX

- ベージュ系
- ソリッド調のグレー系
査定の現場でも、ここ5年ほどでベージュや淡いパステル系、くすみのあるグレーなどの「アースカラー」や「ニュアンスカラー」を見かける機会が増えています。
やわらかな印象と、日々の暮らしになじむ落ち着いた雰囲気が魅力です。
車を「リビングの延長」や「お気に入りの雑貨」のように、自分の生活に合うものとして選びたい方にも似合うカラーです。
確かな需要の高まりを感じる色のため、車種によっては相場が高いことも十分に有り得るでしょう。
色の評価は、「何色か」だけでなく「どの車の、何色か」で見ることが大切です。
人気色かどうかだけで判断せず、愛車の車種とカラーの組み合わせで相場を確認してみましょう。
愛車の色の相場を知るには?
「自分の車は人気色ではないから…」と、決めつける必要はありません。
その車種で好まれる色や、純正の限定色、メーカーオプションカラーなどが、買い手の関心につながる場合もあります。
ユーカーパックのサイトでは、車種によってカラー別の相場情報を以下の方法で確認できます。
- ユーカーパックのアプリをダウンロードする
- メーカー・車種・グレードを選択する
- 該当する車種のページで、カラー別の相場情報を確認する
愛車の特徴を知るための参考にしてみてください。
2026年10月号のまとめ
- 9月の中古車相場は、8月と比べてほぼ横ばいで推移。
- 前号で注目したSUVは、入札上位10車種で1車種から3車種に増加。
入札順位と価格の動きは分けて確認。 - アルファード・ヴェルファイアは海外需要の動きも踏まえ、過去の高値ではなく現在の相場を踏まえて売却を判断。
- カラーは査定に影響する要素。
人気色のパールホワイトやブラックに限らず、車種の特徴に合った色が評価される例もあるので、愛車の相場把握を推奨。 - 以前の高値から落ち着きつつある車種もあり「売るなら今」を推奨。
値上がりを待つだけでなく現在の査定額を確認し、早めの売却検討を。
車を売るならユーカーパックにおまかせ!

まず相場を知るために、ユーカーパックのアプリで日々変わる買取相場をチェックしてみてください。
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