残価設定ローン(残クレ)で買った車を売る方法!契約中やディーラー以外でも売れる?

月々の返済額を大きく抑えられる「残価設定ローン」で新車を購入する際は、3年や5年と長期間での分割返済が一般的です。しかし、返済中に車の乗り換えや売却をしたくなったときはどうすればいいのでしょうか。「残価設定ローンって途中解約できるの?」と疑問に思う方は多いと思います。

そこでこの記事では、残価設定ローンの仕組みとローン途中での車の売り方について解説していきます。

おクルマ 乗り換え・売却 ご検討中の方 必見!

  • 愛車を少しでも高く売りたい方は、「ディーラー下取り」ではなく「買取」が断然オススメ
  • たった一回の査定だけで最大8000店から買取価格が提示される「ユーカーパック」なら愛車の最高額がわかります
  • しかも電話は1社のみで完結。たくさんの業者からの営業電話に悩まされる心配がないから安心

\入力はカンタン30秒!/

無料査定申込はこちら

残価設定ローンとは


車を購入する際に、ディーラーや販売員から「残価設定ローン」での購入を勧められたことはありませんか?

実は、残価設定ローンは他のクレジットとは若干異なる仕組みであるため、特徴やメリットを理解した上で利用を検討するようにしましょう。

残価設定ローンの概要

「残価設定ローン」とは、下取り価格をあらかじめ設定しておき、その設定した下取り価格を引いた残りの金額に対してローンを組んで支払う方法です。

たとえば、500万円の新車を購入する際、残価設定を150万円にした場合、差額の350万円をローンで支払う形となります。

また、メーカーやディーラーによって「残価設定型ローン」「残価設定クレジット」「残クレ」など、呼び方は様々ありますが、基本的にはすべて同じものを指しています。

メリット

残価設定ローンはその名の通り、「先に残価を設定して差額を支払うローン」であるため、新車をフルローンで買う必要はなく、金銭的に大きなメリットがあります。

毎月の支払額を抑えられる

車の購入時に、すでに下取り価格があらかじめ支払額から引かれているため、通常払わなければならない車両費用の全額をローン支払いする「フルローン」で買う場合よりも、毎月の支払い負担を少なくすることができます。

また、毎月の支払額が抑えられるため、予算を上げてワンランク上の車種やグレードの車が手に入れやすいというのも大きなメリットと言えるでしょう。

頭金の用意が必須ではない

フルローンの場合、ローンを組む際にはある程度の頭金が必要な場合が多いですが、残価設定ローンの場合、多くの場合頭金なしでローンを組むことができます。

つまり、購入時にまとまった資金を用意しなくても良い点もメリットのひとつと言えるでしょう。

将来の下取り額の変動を考慮する必要がない

車の資産価値は、車種、年式、走行距離、グレード、ボディカラー、装備などによって変動はありますが、一般的に新車で購入して数年経過すると、その資産価値は年々減少し、下取り額が下がっていきます。

参考:リセールバリュー・残価率 ランキング | ユーカーパック

残価設定ローンであれば、あらかじめ残価が決まっており、将来的な下取り価格が保証されているため、あらゆる要因による下取り額の変動に左右される心配がありません。

デメリット

毎月の支払額が抑えられるため、何かとメリットばかりのように思える残価設定ローンですが、少なからずデメリットもあるため注意しましょう。

使用にあたっての制限がある

残価設定ローンで車を購入する場合、いくつかの使用制限が課されますので、覚えておきましょう。

残価設定ローンによる使用制限の代表的なものに、月間の走行距離制限が挙げられます。

車両を返却する際、あらかじめ決められた距離の制限を超過して走行している場合、精算時に追加で支払いが必要になることがあります。

メーカーやディーラーによって距離制限の内容は異なりますが、月間の制限距離が1,000kmに設定されていることが多いです。この場合、1,000kmを超えると追加料金が発生する仕組みとなっています。

制限距離を1,500kmに設定することも可能なものもありますが、その分最終的な残価は低くなります。

したがって、残価設定ローンは走行距離が多くなる方にはおすすめしにくいといえます。

車両状態が変わると追加料金が発生

車体についた傷や凹み、事故を起こして修復歴がついてしまった場合は、査定額が大幅に下がってしまうため、追加の支払いが必要となります。

万が一、事故などで廃車となってしまった場合には、一括支払いを求められるケースもあるので注意しましょう。

金利が高めのケースも

メーカーやディーラーによって異なりますが、残価設定ローンは一般的なフルローンと比べると金利が高い傾向にあります。

そのため、毎月の支払いは抑えられますが、総額で見ると最終的に支払総額がフルローンよりも多くなってしまう可能性もあります。

残価設定ローンでは、プラン内容やキャンペーンによって金利や条件は異なるので、利用を検討する際は条件をしっかり確認しましょう。

支払い最終回時の4つの選択肢

ここまでの説明を踏まえて「残価設定ローンはなんだかリースのような感じだな」と思われた方も多いのではないでしょうか?

しかしながら、あくまで残価設定ローンは購入というスタイルのローンであるため、残価設定ローンで購入した車については、最終的に4つの選択肢が与えられています。

車をディーラーに返却する

一つめは、そのまま車をディーラーに返却する方法です。

車をディーラーに返却するため、支払い最終回時に支払いは免除されますが、手元には車が残らないため注意しましょう。

車に乗り続ける

二つめは、残価分を支払って、車を買い上げる方法です。

今の車に乗り続けることが可能ですが、残価分は一括で完済するか再分割で支払う必要があるため注意しましょう。

車をディーラーに売却して新しい車に乗り換える

乗っていた車をディーラーに売却し、追加支払い無しで新しい車に乗り換える方法もあります。

乗り換え先の車については、元々乗っていた車とは別に別途支払い計画を組む必要があるため注意しましょう。

車を購入したディーラー以外の買取業者に売却する

ここまでは購入したディーラーでの対応方法を挙げましたが、実は乗っていた車をディーラー以外に売却する方法もあります。

ディーラーではあまり公言されていませんが、残価設定ローンで購入した車を購入したディーラーではなく買取業者に売却することも可能です。

特に人気車種であったり、中古車相場が例年よりも上がったりしている場合、残価設定ローンを組む際に保証されていた残価よりも中古車買取店での買取額のほうが高くなる場合もあります。

その場合は中古車買取店で売却すれば、設定されていた残価と中古車買取業者での買取額の差分が手元に入るかたちになります。

なお契約書上で購入したディーラーでの買取が強制になっていないかについては事前の確認が必要です。

契約期間中でも途中解約して車を乗り換えられる? その方法


では、支払最終回を迎える前、残価設定ローンの途中で別の車に乗り換えたくなったときは、残価設定ローンを解約できるのでしょうか。

結論から言うと、残債と車の残価を一括返済すれば、残価設定ローンを途中解約して車を売却することが可能です。

残価設定ローンを途中解約しても、基本的に違約金は発生せず、ブラックリストに載るようなこともありません。

ただし、まれに契約条件によっては違約金が発生する場合もあります。残価設定ローンで購入をする際は、契約書をきちんと確認しておきましょう。

下記では、解約方法とメーカー別問い合わせ先を紹介していきます。

購入したディーラーに車を早期返却する

購入したディーラーで車の査定を行い、返済途中で車の早期返却を行う方法があります。

この場合、ディーラーで見積もりした査定額で車両残価との精算を行いますが、当然ながら残ったローンの支払いは続きます。

なお、売却したディーラーで同じメーカーの車を購入する際は、ローンの残債を新しく購入する車の代金に上乗せしてローン(オーバーローン)を組むことも可能です。

残債を一括返却し、自分名義にしてから売却する

残価設定ローンで購入した車の所有権は、ディーラーや信販会社が持っている場合がほとんどですが、一括で全額を返済して車の所有権を自分に移せば、売却先を自由に選べるようになります。

一般的にディーラーに下取りに出すよりも他の買取店に売却したほうが、車の買取金額が高くなります。

とはいえ、残クレ設定をしているディーラーでなく、別の買取店に車を売却する場合は、ローンの残債だけでなく車の残価も一括で信販会社に支払う必要があります。

車の売却費用を返済に充てる、あるいは乗り換えたい車の購入費用にあてるためにも、少しでも高い買取金額で売却したいものです。

残クレ途中解約 ホンダ車の場合

ホンダ車を残価設定ローンで購入し、途中解約する例を見てみます。
途中解約する際は、まずホンダファイナンスのカスタマーセンターまたは専用オンラインサービス「メンバーズOnline」で手続きします。

支払い方法は、カスタマーセンターへ問い合わせると指定日に振込、「メンバーズOnline」で手続きすると毎月ローンを引き落としているのと同じ口座から振替となります。

【参考】ホンダファイナンス お問い合わせメンバーズOnline サービス内容のご案内

残クレ途中解約 トヨタ車の場合

トヨタで購入した車の残価設定ローンを途中解約したい場合は、トヨタファイナンスで手続きをします。

申し込み方法は、トヨタ販売店舗に直接問い合わせ、あるいはトヨタファイナンスへの電話問い合わせ、または 早期完済WEB受付サービスを利用します。早期完済WEB受付サービスでは、24時間受付可能で、ページに必要情報を入力すれば、SMSで金額や振込先など詳細の確認ができます。

【参考】トヨタファイナンス 早期完済金額確認サービス(一括返済)

残クレ途中解約 日産車の場合

日産で購入した車の残価設定ローンを途中解約するには、日産ファイナルシャルサービスで手続きします。WEBで必要書類をダウンロードし記入してFAXで送付すると、電話で金額や口座を案内されます。

他メーカーもWEBサイトで途中解約や一括返済の方法が紹介されていますので、メーカーや直系ファイナンス会社の公式サイトを調べてみてください。

【参考】日産ファイナンシャルサービス クレジット残債金額照会のお手続きについて

残クレ車の乗り換えするために 一括返済の方法は?

ここまでご説明したように、途中解約するためにはローン残債や残価を一括で支払う必要があります。では、実際に一括返済を行うにはどういった方法があるのでしょうか。

手持ち資金でローン残債と車両残価分を一括返済する

手持ちの資金がある場合は、手持ちの資金でローン残債と車両残価分を一括返済(繰り上げ返済)すれば、返済後は支払いの必要はありません。

もちろん一括返済後は、車の所有権を自分名義に変更できます。

ローンの借り換えを行って一括返済する

一括返済できる手持ちの資金がない場合は、ローン残債と車両残価分を支払うために別のローンを新たに組んで、いったん残価設定ローンの一括返済を行う方法があります。

この方法では、車の所有権を自分名義に変更できますが、当然ながら新たに組んだローンは返済が必要になります。現在乗っている車の残債と、乗り換えする車を購入・契約費用とローンを組むことになり、負債が大きくなるので、しっかりとした返済計画をたてる必要があります。

【PR】マイカーローンを利用して一括返済する

車の購入や借り換えの際に使うマイカーローンも残価設定ローンの一括返済に利用できます。

数多くのローン商品から自分に最適なマイカーローンを探したいなら、ローンの検索・比較・申込ができる日本最大級のローン比較サイト「イー・ローン」を利用してみましょう。

「実質年率」「アクセス数」「申込数」「比較リスト登録数」のローンランキングから、マイカーローンを比較、申込できます。また、金融機関一覧からもマイカーローンを検討、申込可能です。

日本最大級のローン比較サイト<イー・ローン>

トータルでの負担額を減らすには“なるべく高く売ること”が重要

トータルでの支払いの負担額を減らすことを考えると、売却時には「なるべく高く売ること」が大切です。
買取業者が変わっても基本的に車自体の評価はそれほど大きく変わりませんが、管理コストや販路の違いによって、買取価格に差が出る場合もあります。

車売却時に損をしないでより高く売る一番の方法は、なるべくたくさんの会社に査定額を出してもらい、査定額を比較することです。その中から信頼のおける業者を選ぶことが重要となるのです。

ユーカーパックは一度の査定で最大8000店以上から買取価格の提示が受けられるまったく新しいクルマの買取サービスです。

オークション形式を採用しているので、買取店同士が競り合って買取価格がグングン上がります。

また、ユーカーパックなら残価設定ローンで購入したお車でもお客様に代わって所有権解除を行うので安心して売却が可能です。

車の売却の際には、ぜひユーカーパックを検討してみてはいかがでしょうか?

ユーカーパックなら
たった1度の査定で最大8000店公開入札
だから、愛車の最高額がわかる

入力はカンタン30秒!

無料査定申込はこちら

記事カテゴリ

お役立ち関連情報

車買取オークションご利用ガイド

個人売買をご利用の方へ

おすすめ情報

人気記事

ユーカーパックについて

  
あなたの車が高く売れる!クルマ買取オークション ユーカーパック

ページのトップへ
無料査定に申し込む