走行距離は査定評価や買取価格にどう影響する？目安を知ってお得に売ろう

走行距離が車の状態に与える影響とは？

車はたくさんの部品の集合体です。エンジンやトランスミッション、最近ではハイブリッドカーには走行用バッテリーも積まれています。その他、補機類や足回り部品など、走行距離が長くなるほど部品は消耗し、故障の確率も高くなります。

そのため、一般的には走行距離が短いほど査定額は高くなる傾向です。

走行距離の多さは「1年1万km」が目安

一般的に「1年1万km」が目安の距離と言われています。例えば、初年度登録から3年（いわゆる3年落ち）の車であれば3万kmといった具合です。

この目安よりも少ない走行距離の場合はプラス評価に、逆に走行距離が超えてしまう場合はマイナス評価になってしまう可能性が高くなります。

年間走行距離1万kmとは、一体どれくらいの利用で到達してしまうのでしょうか。月平均に直すとおよそ830km、日平均ではおよそ27kmといった距離になります。

毎日車で通勤をし、休日も買い物やレジャーをする方であれば、使用状況次第で1万kmを超える使用となる可能性が高いでしょう。

一方、平日は通勤に車を使わない、休日の買い物やレジャーしか使わないという方であれは、1万kmを超える可能性は低いでしょう。

民間の調査によると、全ドライバーのおよそ7～8割は年間走行距離が1万km以下となっているようです。

10万kmを超えると「過走行車」扱いに

走行距離が10万kmを超えると過走行車として扱われ、査定額が大きく下がると言われています。

それは、部品の消耗が進んだり、故障の確率が一段と高くなるため市場価値も下がってしまうからです。

「特別保証」と呼ばれるメーカー保証でも、走行距離の条件が10万km以内に設定されるケースが多いのも、10万kmという走行距離が車の状態が大きく変わる目安になっているからなのです。

年式に対して走行距離が極端に短い場合は注意が必要

車はある程度走行させることでコンディションが保たれる面があり、あまりにも動かされていないと部品の不具合が出てしまう可能性もあります。

そのため、年式に対して極端に走行距離が短い場合、査定時に査定スタッフから使用状況を確認される場合もあるので注意が必要です。

走行距離による値落ちが少ないクルマも…

技術の発達により、10万kmを超えたからといってすぐに車の寿命を迎えるのではなく、10万kmを超える車両でもきちんとメンテナンスをすれば、故障せずに長く乗り続けられるようになってきました。特に海外では10万kmを超えて現役で走り続ける車はザラにいます。

日本の車は丁寧に扱われ、車両状態も非常に良いことから、海外への輸出の需要が非常に高いと言われています。トヨタ ハイエースやランドクルーザーなど海外需要が特に高い車種では、たとえ走行距離が多くても一定程度の価値が付くと言われています。

走行距離の確認方法

自分の車の走行距離は簡単に確認することが出来ます。

運転席から確認できるメーター類には、速度が記された「スピードメーター」の近くに走行距離を記すオドメーター（積算走行距離計）が設置されており、この数値で確認することが出来ます。積算走行距離とは、車が製造されてから現在までの走行距離のことです。

2000年代以前の車種では、数字が回転して距離を示すアナログ式のオドメーターが主流でしたが、最近の車種ではディスプレイ内に様々な情報と合わせて表示されるデジタル式が主流となっています。

デジタル式では、オドメーターとトリップメーター（区間走行距離計）を兼ねているものがも多く、積算走行距離は「ODO」（オドメーターの略）、区間走行距離は「TRIP」（トリップメーターの略）の表示で切り替えることで確認ができます。

なお、トリップメーターは地点間の距離や次の給油までの走行距離を計測するためにリセットすることができますが、オドメーターはメーターの交換を行わない限りはリセットはされません。

まとめ

今回は、走行距離と査定評価・査定額との関係性について解説しました。
あらかじめ走行距離が分かっていれば、実際に査定に申し込みを行う前に相場価格をより精度高く把握することが可能です。

下記記事では、お持ちの車の最新買取相場の調べ方について説明をしていますので、合わせてぜひご覧ください。

愛車を高く売るならユーカーパック

ユーカーパックなら
たった1度の査定で最大8000店が公開入札！
だから、愛車の最高額がわかる

入力はカンタン30秒！

無料査定申込はこちら