マツダ RX-7は世界中で販売されていたため、日本仕様の中古車は日本国内での需要になります。日本で現在人気の車種はミニバンやSUVで、一般的にスポーツカーは不人気です。しかし、近年では販売終了から時間が過ぎ、徐々に流通量が少なくなってきたことから、程度の良い車両を中心に相場価格は徐々に上昇傾向です。
マツダ RX-7を高値で売却するには走行距離、事故歴、グレード、外装色、エンジンの状態、カスタマイズに留意する必要があります。
まず走行距離ですが、過走行でないこと。中古車での年間標準走行距離は8,000~10,000kmとされているので、これ以上に走行距離が長い場合は査定が伸びにくくなります。反対に初度登録年からの経過年に対して、走行距離が短い方が査定額が高くなる傾向にあります。
事故歴とは、車体のフレームを矯正するなどの修理をしたかどうかです。外装修理程度では、事故歴には入りません。1度フレームまで修理した車は、いくらキレイに修理しても新車同様の乗り心地や運転感覚とはならず、違和感が残ります。マツダ RX-7のような繊細なスポーツカーでは、敬遠される要素です。
人気グレードはカタログモデルなら、レーシーな「タイプRS」が人気です。変速機は5MTが好まれます。
生産終了から17年が経過している車種なので、末期モデルになるほど査定が高くなります。特に最終モデルの「スピリットR」シリーズのタイプAとタイプBは限定車だったこともあり、状態によってはプレミアがつく場合もあります。
外装色は定番色が人気です。ホワイト系ならピュアホワイトや、タイプRZに設定されていたスノーホワイトパールマイカ、黒系ならブリリアントブラックが高価に査定されやすくなります。
また、エンジンの状態は好調な方が、査定が付きやすくなります。特にロータリーエンジンは定期的なオーバーホール(OH)が必要です。内部のおむすび型のローターの頂上部に、ロータリーハウジング(レシプロエンジンの燃焼室に相当)の気密性を保つ「アペックスシール」という重要部品があります。アペックスシールはエンジンがノーマル状態の場合、寿命は走行距離にして10万kmほどです。走行距離が10万kmを超えたら、OHしてアペックスシールを交換するとロータリーエンジンは好調を保ちます。もしアペックスシールの交換を行わないと燃費の悪化、出力の低下、しまいにはエンジンが動かなくなり壊れてしまいます。
最後にカスタマイズですが、巷には「RE雨宮」や「KNIGHT SPORTS」のようにRX-7専門のチューニングショップがあります。エアロパーツ、ローダウン、アルミホイール交換などカスタマイズ希望なら、このようなブランド化したショップのパーツを使用するのがよいでしょう。
有名ブランドのパーツは他の人にも需要があり、高価買取につながる可能性が上がります。
マツダ RX-7はアメリカで「ネオクラシックカー」として人気になり、日本でも若年層がその流れに乗り、RX-7ファンやロータリーファンに人気の車となっています。しかし一般的には引き合いの多い車ではありません。また最新でも17年落ちのRX-7は、ディーラーや一般的な中古車店では再販が難しく、正しい査定額が出せない場合すらあります。
一般に中古車販売店はRX-7購入希望者を見つけていれば、顧客の希望に叶う車を中古車業者向けの中古車オークションで仕入れます。中古車オークションに出品することは、RX-7ファンにダイレクトに売却希望を伝えることになりますが、中古車オークションに出品するには特別な資格が必要で一般の方は参加ができません。
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