自動車の慣らし運転って何?必ず必要?その疑問に答えます!

今回は、自動車の慣らし運転についてご紹介します。

かつては新車を購入したとき、本格的に乗り始める前には十分な慣らし運転が必要でした。

3,000kmまで3,000rpm以上エンジンを回さずその後オイル交換、などという新車ならではの「儀式」を楽しんだ自動車ユーザーも数多くいました。

現代の自動車では慣らし運転は不要というのが常識になりつつありますが、日産GT-Rのように慣らし運転が推奨されるモデルもいまだ存在しています。

一方若い世代のドライバーでは、慣らし運転という言葉すら知らない人も多いのではないのでしょうか。

現代の自動車しか知らないユーザーに向けて、慣らし運転を様々な角度から紹介します。この記事を参考にして、自分が新車を購入した際にどのように対応すればよいのか考えてみてはどうでしょうか。

おクルマ 乗り換え・売却 ご検討中の方 必見!

  • 愛車を少しでも高く売りたい方は、「ディーラー下取り」ではなく「買取」が断然オススメ
  • たった一回の査定だけで最大8000店から買取価格が提示される「ユーカーパック」なら愛車の最高額がわかります
  • しかも電話は1社のみで完結。たくさんの業者からの営業電話に悩まされる心配がないから安心

\入力はカンタン30秒!/

無料査定申込はこちら

慣らし運転とはどのような運転なのか

はじめに、慣らし運転の定義や行う理由などを説明します。

自動車は部品の集合体として、様々なパーツがかみ合ったり動いたりして走行します。慣らし運転は、そのパーツ同士をなじませることを目的として行います。

イメージとしては、革靴やスーツなどを何回か身につけて身体になじませると考えればいいかもしれません。

昔の自動車は今ほどパーツの生産精度が高くなかったため、新品のときにエンジンやトランスミッションなどに軽い負荷をかけ金属同士の余計な摩擦をとっておかないと、後々車両のトラブルや不調の原因になっていました。そのため、慣らし運転は必ずするものという認識が一般的だったのです。

しかし現代ではパーツの精度が飛躍的に高まり、改めて慣らし運転をしなくても高い性能を維持することができるようになりました。

現代の新車で慣らし運転は不要?

かつては部品同士をよくなじませるため、慣らし運転は必須でした。しかし生産精度が極めて高くなった現代の国産車では「慣らし運転不要」を謳うメーカーも多く、日常的な運転方法であれば慣らし運転を意識する必要はありません。

しかし納車直後からアクセル全開でスポーツ走行、というパターンは避けるようにしましょう。加えて急ブレーキや雑なシフト操作なども行ってはいけません。

一方、スポーツカーや高級輸入車の中では、慣らし運転が推奨されているモデルもあります。日産GT-Rは慣らし運転が必要なことは比較的知られていますが、ポルシェでは3,000kmまで、メルセデス・ベンツでは1,500kmまで慣らし運転をする必要があり、その手順も取扱説明書などでは細かく指定されています。

GT-Rの慣らし運転では、エンジン本体やトランスミッションなどのパワートレイン系部品・サスペンション・ブレーキまわりなどを、メーカーからの具体的な指示事項に従って少しずつパーツをなじませていきます。

500kmまで、1,000kmまで、2,000kmの段階に分け、少しずつ負荷をかけていきながらじっくりと慣らし運転を行うことで、本来の走行性能を引き出すことができるようになります。

その内容はレーシングカーさながらの、あるいはそれ以上の細かい手順ともいえ、GT-Rの特殊な成り立ちも理解できるのではないでしょうか。

普通の乗用車でも、慣らし運転をすることが望ましい場合があります。エンジンのオーバーホール(分解修理)をした場合をはじめ主要なパーツを交換した際は慣らし運転を行い、組み付けたパーツをしっかりとなじませるようにしましょう。

中古車に慣らし運転は必要?

新車を購入した場合、車種によっては現代も慣らし運転を行うことが望ましい場合があることを紹介しましたが、中古車の場合は慣らし運転をする必要はあるのでしょうか。

登録済み未使用車(いわゆる新古車)や超低走行車など、極端に走行距離の少ない車種以外、慣らし運転は基本的に必要ありません。

一般的な中古車のほとんどは、数千km~数万kmすでに走行しているため、改めて慣らし運転を行うまでもなくパーツ同士はしっかりなじんでいるといえます。

ただし中古車の場合でも、エンジン・トランスミッションのオーバーホール(分解整備)を行った車両やエンジンの載せ替えを行った車両は、念のため慣らし運転をしておきたいところです。

慣らし運転の一般的なやり方

現代では一般的に不要といわれている慣らし運転ですが、あえて慣らしをする場合の手順を説明します。

前述の日産GT-Rのように慣らし運転の指定がある車種については、メーカーからの指定内容に従って慣らしを行ってください。

一方、特にメーカーの指定がない場合、慣らし運転をあまり難しく考える必要はなく、急発進や急加速・急ブレーキなど「急」のつかない運転操作を心がければ十分です。

プラスアルファの慣らし運転をしたい人は、エンジン始動後1分程度の暖気、約2,000kmを走行するまでエンジン回転は3,000rpm程度に抑え、少しずつ回転数の上限を上げていく、といった点を意識すればいいでしょう。

走行を重ねることで、トランスミッションやブレーキ、サスペンションなどもパーツ同士がなじんできます。

また慣らし運転を行うのは、エンジンだけではありません。

前述のようなトランスミッションやサスペンションをはじめ、あらゆるパーツに気を遣うつもりで丁寧なドライビングを心がければ、クルマに愛着が湧き、長持ちさせることができます。

慣らし運転時に限った話ではありませんが、エンジンが冷えているときに過度な負担をかけるのは絶対にやめましょう。高速走行や峠道を走った直後など、エンジンに高い負荷がかかった直後にエンジンを切るのも避けたいところです。

改めて慣らし運転を行うより、こうした日頃の使い方に注意した方が車両のエンジンやトランスミッションに優しく、長く乗ることができるのです。

慣らし運転を行う場合、まれに金属同士の擦れにより金属粉がエンジンオイルに混入することも考えられます。現代では必須でなくなりましたが、念のため慣らし運転が終わったら、オイルとオイルエレメントの交換をしておくとよいでしょう。

意外に忘れがちなのが、タイヤも慣らしを必要とする点です。レース用タイヤでいう「皮むき」にあたりますが、製造工程で使用された剥離剤を落とすことで、乗用車用のタイヤも本来のグリップを確保することができるようになります。

タイヤメーカーによっても異なりますが、大手メーカーでは80km/hまでで100km走行するというのを目安にしています。タイヤの果たす役割を考えると、慣らしが終わった後も急発進・急加速はできるだけ避けましょう。

慣らし運転はどこでする?

慣らし運転はそれ単独で行うことは少なく、多くの場合は日常的に車を使いながら慣らしをしていくことになります。一般道を使う場合と高速道路を使うことがありますが、それぞれどんなメリット・デメリットがあるでしょうか。

高速道路での慣らし運転は、エンジンの慣らしを短期間でできるというメリットがあります。また一定速度での走行が可能なことから、エンジンへの負荷が比較的軽くて済むという点もメリットです。

その一方、高速道路ではブレーキやトランスミッションはあまり使わないため、これらの慣らしにはあまり向いていません。

一般道で慣らし運転を行う最大のメリットは、エンジンやブレーキ・トランスミッション・サスペンションをまんべんなく慣らすことができるという点です。

高速道路より距離が延びにくいというデメリットがあり時間はかかりますが、慣らし運転本来の目的から考えると、車両全体をじっくりなじませることができる一般道を使う方が、慣らし運転には適しているといえます。

愛車を高く売るならユーカーパック

しっかりと慣らし運転をした上で大切に乗られた愛車は、下取りの際も好条件での買取が期待できます。

8000店が参加する買取サービスを展開するユーカーパックなら、車両の価値をきちんと理解した業者に適正価格で買い取ってもらえます。

またオークション方式をとっているため業者間の競争原理もはたらき、より高値がつくことも十分期待できます。

数年後の売却のことも視野に入れ、慣らし運転などにより愛車を大切に扱うことやユーカーパックへ査定を依頼することも頭に入れておきたいですね。

ユーカーパックなら
たった1度の査定で最大8000店公開入札
だから、愛車の最高額がわかる

入力はカンタン30秒!

無料査定申込はこちら

記事カテゴリ

お役立ち関連情報

車買取オークションご利用ガイド

個人売買をご利用の方へ

おすすめ情報

人気記事

ユーカーパックについて

  
あなたの車が高く売れる!クルマ買取オークション ユーカーパック


ページのトップへ
無料査定に申し込む