免許返納でお得な特典も!免許返納制度の必要性と返納しないリスクとは?

高齢者の交通事故リスク対策のためにスタートした免許返納制度。しかし、自家用車が運転できなくなり行動が制限されることから、ためらう方が多いのも事実です。免許返納の必要性とメリット、デメリットを解説。合わせて、全国で行われている免許返納で得られるお得な特典も紹介します。

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免許返納制度とは

免許返納制度とは、加齢によって運転技術に不安を感じた方や、そもそも運転免許証が不要になった方などが、自主的に運転免許証を返納できる制度です。

1998年(平成10年)からスタートし、高齢者による自動車事故増加とともに年々、注目度が上がっています。

免許返納が可能な年齢は何歳から?

免許返納は高齢者向けの制度と思われがちですが、年齢の制限はありません。例えば、20代の若者でも、返納可能です。病気やケガなどの後遺症のほか、個人的に不要という理由でも返納できます。返納のタイミングも自由で、運転免許証更新の時期に合わせる必要もありません。

75歳以上の高齢者は免許更新に「認知機能検査」や「運転技能検査」などが必要

年齢が75歳以上の高齢者が運転免許証を更新するには、「認知機能検査」と「高齢者講習」、そして2022年(令和4年)5月13日より新設された「運転技能検査」を受ける必要があります。また、同年同日より認知機能検査と高齢者講習の内容も変更されました。

認知機能検査で記憶力や判断力を確認し、運転技能検査で運転能力の確認を行います。どちらも問題なしと判断された場合のみ、運転免許証の更新が可能です。

ちなみに、年齢が70歳以上75歳未満の方が運転免許証を更新する場合は、認知機能検査と運転技能検査は必要ありませんが、高齢者講習が必要となります。

参考:警視庁「認知機能検査と高齢者講習(75歳以上の方の免許更新)

75歳以降の自動車事故数の推移


出典:令和2年度版交通安全白書:内閣府

高齢者ドライバーに特別な検査や講習が必要となる背景には、75歳以上が起こす交通事故の多さがあります。

内閣府の令和3年度版交通安全白書によると、75歳以上が起こす死亡事故件数は、2009年(平成21年)から2019年(令和元年)までいずれも400件以上となっています。80歳以上による死亡事故件数は、200件前後で推移しています。


出典:令和2年度版交通安全白書:内閣府

事故件数をほかの年齢帯と比較してみると、その高さが際立ちます。免許人口10万人あたりで見てみると、75歳未満の死亡事故件数に比べて、75歳以上は2倍を超え、80歳以上になると約3倍となっています。


出典:令和2年度版交通安全白書:内閣府

事故の原因を見てみると、車の操作ミスが多いことが分かります。特にブレーキとアクセルの踏み間違いは75歳未満に比べて多くなっていて、認知機能検査の必要性を裏付ける結果となっています。

高齢者の自動車事故の例

高齢者の運転ミスで特に危険な項目として「ブレーキとアクセルの踏み間違い」や「車線の逆走」があります。ここでは、それぞれの運転ミスによる事故の実例を紹介します。

仙台市宮城野区東仙台4丁目のドラッグストア「カワチ薬品 フォレオ宮の杜店」で、同市の無職男性(89)の軽乗用車が出入り口に突っ込んだ。風除室にいた宮城野区の無職女性(66)が右脚に、同区の無職男性(79)が右耳にそれぞれ軽いけがをした。運転していた男性にけがはなかった。
仙台東署によると、運転の男性は出入り口近くの駐車スペースに車を止めようとして、ブレーキとアクセルを踏み間違えたという。
引用元:https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/

こちらはアクセルとブレーキの踏み間違いによる事故の例です。人に衝突しなかったためケガ人はありませんでしたが、一歩間違えれば重傷者や死者が出ていたかもしれません。

自動ブレーキシステム(衝突軽減ブレーキ)を搭載した車も増えていますが、高齢者の場合、それらのシステムが未搭載の車を運転しているケースが依然として多くいまだに注意が必要です。

18日午後11時25分ごろ、山形県上山市内の国道13号を逆走していた軽乗用車と、順走してきた別の軽乗用車が正面衝突する事故が起きた。この事故で逆走側の高齢男女が死亡。順走側の3人も重軽傷を負っている。

衝突によって双方のクルマが中破。逆走車を運転していた福島県南相馬市内に在住する84歳の男性と、同乗していた82歳の女性は全身を強打しており、現場で死亡が確認された。順走車に同乗していた29歳の女性が胸部骨折などの重傷。運転していた山形県南陽市内に在住する30歳の男性と、同乗していた4歳の男児も打撲などの軽傷を負い、近くの病院へ収容されている。
引用元:https://response.jp/article/2018/08/20/313123

車線の逆走は、対向車との正面衝突を起こしかねない大変危険な事故です。一般道だけでなく高速道路でも発生していて、主な原因は、認知機能の低下による案内表示の見落としだと言われています。また、認知症のおそれがある場合、自分がどこを走行しているか分からなくなってしまい、逆走につながってしまうケースもあります。

免許返納の申請の推移


出典:警視庁-運転免許の申請取消(自主返納)件数と運転経歴証明書交付数の推移

アクセルとブレーキの踏み間違いや逆走など、高齢者の運転に高いリスクがあることが徐々に周知され、運転免許証の自主返納件数も年々増加しています。

自主返納制度が始まって間もない1998年(平成10年)は年間2,596件のみでしたが、2012年(平成24年)には件数が急増し10万件を突破。2019年(令和元年)は過去最多の601,022件となっています。

2012年(平成24年)に件数が急増した理由として、運転免許証を自主返納したときに交付される「運転経歴証明書」が、期限なしの本人確認書類として使用できるようになったことがあります。運転免許証を本人確認書類として利用している人は多く、運転免許証を返納するデメリットをカバーすることで件数が急増したと考えられます。

免許返納のメリット・デメリット

ここで改めて、免許を返納することのメリットとデメリットを見てみます。

【メリット】事故の心配が減る、特典が得られる

各自治体や都道府県警では高齢ドライバーの免許返納に際して、独自の特典を用意しています。免許返納をすることにより、協賛している企業や団体より特典が用意されていることがほとんどです。

千葉県の例を見てみましょう。

千葉県 いすみ鉄道
乗車運賃の半額(注意) いすみ鉄道沿線住民に限る

千葉県 各タクシー会社
タクシー乗車運賃の1割引
千葉県 いすみ市
市営バス乗車運賃の半額
福祉タクシー券(1回の利用につき、800円を限度とする利用券最高24シート)の交付
参照:高齢者の交通事故を防ぐために:千葉県警察

車を運転できなくなる不便さを解消するために、電車やバスといった公共交通機関の割引が受けられたり、タクシーや商店・飲食店などでの割引があったり、さまざまな特典があります。
免許返納の特典に関しては、自治体ごとに違うので、お住まいの地域でどんな特典が受けられるかを確認してみてください。

なお、ユーカーパックでは、免許返納する際に、不要になった車の買取をさせていただいています。免許返納の証明として運転経歴証明書をご提示いただくことにより売買の成立時にカタログギフトをプレゼントします。

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【デメリット】車が運転できなくなる以外は特にない

免許を返納したら、もちろん車の運転はできなくなります。

それ以外の考えられるデメリットとしては、例えば、「身分証明に困る」に関しては運転経歴証明書が公的な身分証明書として認められるようになり、また「移動手段に困る」に関しては自治体ごとに公共交通機関の特典などが増えていて、特にない、と言えるでしょう。

運転経歴証明書の交付を受ければタクシーチケットなど特典が利用可能

ここで運転免許証を返納した場合に交付される「運転経歴証明書」や、国や自治体からの各種特典について整理しておきましょう。

運転免許証返納のおもなネックは「身分証が無くなること」と「移動手段が制限されること」です。特に車での移動が当たり前の地方では、車が運転できないことは死活問題とも言えます。

そのため、国や自治体では、この2点を解消するために、運転経歴証明書の交付やタクシーチケットを始めとする交通補助事業などを行っています。

身分証明書として免許証に代わる運転経歴証明書


出典:運転経歴証明書について:警察庁

「運転経歴証明書」とは、運転免許証に替わって身分証明できる証書です。申請できるのは5年以内に免許が失効し、現に受けている免許がない方です。申請すると原則、即日交付されます。交付後は有効期限なしで本人確認書類として使用でき、更新制度もありません。

以前は公的な身分証明書としての効力を持っていませんでしたが、2012年(平成24年)以降は公的な身分証明書として認められるようになりました。

移動手段 タクシーチケットやバスチケットなど

運転免許証を返納した後の車に変わる交通手段を用意する観点から、自治体によってはタクシーチケットやバスチケット、各種割引などを用意しています。

例えば、埼玉県北部に位置する寄居町では、寄居町高齢者福祉タクシーの利用券を無料配布していて、年間36回使用できます。また、熊本県で、は65歳以上ならバスが半額で利用できる「免許返納者割引乗車証」を交付しています。

全国の自治体でさまざまなサービスを実施しているため、一度お住まいの自治体で行っているサービスをチェックしてみることをおすすめします。

全国の免許返納者向け特典一覧

上記で紹介したタクシーチケットやバスチケットのほかにも、買い物で割引を受けられるサービスなど、免許返納者を対象とした特典制度は全国で行われています。

下記表に47都道府県のサービス紹介をまとめました。

 ※2022年5月19日現在
自治体 ページ名 サービス内容例
北海道 「北海道高齢者運転免許自主返納サポート制度」について タクシー1割引、バス料金半額、買い物割引等
青森県 運転免許自主返納者支援事業について(青森県警察) タクシー1割引、バス回数券交付、宅配サービス割引等
岩手県 運転免許証の自主返納を考えてみませんか?(岩手県警察) バス・タクシーチケットの交付、宅配無料券等
宮城県 R4.5自主返納広報ちらし(宮城県警察) 運転経歴証明書シールとマイナンバーカードで各種サービスを受けられる
秋田県 運転免許自主返納高齢者支援サービスについて タクシー1割引、宅配サービス無料、粗品進呈等
山形県 山形県運転免許証自主返納者等サポート事業の紹介 バス定期券販売、タクシー1割引、飲食割引、粗品進呈等
福島県 運転免許証自主返納者支援事業「運転卒業サポート」 タクシー1割引、飲食、買い物割引等
東京都 高齢者運転免許自主返納サポート協議会加盟企業・団体の特典一覧 タクシー1割引、飲食、買い物割引等
茨城県 運転免許自主返納サポート事業協賛店一覧 運転経歴証書の提示で、粗品進呈、バス、タクシー利用券交付、買い物割引等
栃木県 栃木県高齢者運転免許証自主返納サポート事業 タクシー1割引、鉄道普通運賃半額、バス、タクシー利用券交付等
群馬県 群馬県高齢者の運転免許証自主返納サポート バス、タクシー利用券交付、鉄道運賃半額、運転経歴証明書交付手数料全額助成等
埼玉県 シルバー・サポーター制度 協賛事業所一覧 タクシー1割引、バス料金割引、飲食、買い物割引等
千葉県 高齢者の交通事故を防ぐために (千葉県警察) バス料金半額、タクシー1割引、鉄道割引等
神奈川県 神奈川県高齢者運転免許自主返納サポート協議会
加盟・協力企業・団体一覧表
飲食、買い物割引、宿泊、入浴割引、宅配サービス割引等
新潟県 市町村等において、高齢者の方の運転免許自主返納の支援を実施しています タクシー1割引、タクシー、バス利用券交付等
山梨県 運転免許証の自主返納制度について(山梨県警察) タクシー、バス利用券交付、ICカード贈呈等
長野県 運転免許証自主返納者支援施策について タクシー1割引、タクシー券、バス回数券交付、加盟店ポイント付与等
静岡県 運転免許自主返納者等サポート事業 (静岡県警察) タクシー1割引、タクシー、バス利用券交付、運転経歴証明書の交付手数料助成等
富山県 富山県の各自治体における運転免許自主返納者支援事業一覧表 (富山県警察) タクシー券、バス回数券交付等
石川県 石川県 市町別運転免許証自主返納支援 タクシー券、バス利用券交付、商品券交付等
福井県 高齢免許返納者サポート制度をご利用ください タクシー1割引、コミュニティバスの無料乗車券、買い物割引等
岐阜県 運転免許証の自主返納に対する団体、事業所等の支援施策 タクシー1割引、バス、鉄道半額、バス、タクシー利用券交付等
愛知県 運転免許証自主返納制度及び自主返納支援制度(運転経歴証明書など) タクシー1割引、バス回数券配布等
三重県 交通安全:運転免許証自主返納サポートみえ タクシー1割引、バス料金半額、飲食割引等
滋賀県 運転免許証自主返納高齢者支援制度(滋賀県警察) タクシー1割引、バス料金100円引き、飲食買い物割引等
京都府 京都府域における運転免許証自主返納者に対する支援一覧 バス、タクシー利用券交付、買い物割引等
大阪府 高齢者運転免許自主返納サポート制度について タクシー1割引、買い物、飲食割引等
兵庫県 運転経歴証明書を提示して受けられる特典の一覧(兵庫県警察) 路線バス半額、タクシー1割引、宿泊、買い物割引等
奈良県 高齢者運転免許自主返納支援制度(奈良県警察) タクシー1割引、バス、タクシー利用券交付、ICカード交付等
和歌山県 和歌山県の卒免(免許自主返納)の支援、特典 コミュニティバス半額、タクシー利用券交付等
鳥取県 運転免許証の自主返納者の支援制度が実施されています タクシー1割引、バス回数券交付等
島根県 運転免許証返納に伴う支援制度(島根県警察) タクシー1割引、バス半額、タクシー、バス利用券交付等
岡山県 おかやま愛カード協賛店一覧表 タクシー1割引、バス半額、飲食、買い物割引等
広島県 運転免許証を返納された方に対する支援について タクシー1割引、買い物割引等
山口県 運転免許自主返納者に対する支援事業所一覧表 タクシー料金の1割引、宿泊、入浴割引、買い物割引等
徳島県 とくしま運転免許自主返納者優遇店検索サイト タクシー1割引、路線バス半額、飲食、買い物割引等
香川県 高齢者運転免許卒業者優遇制度 タクシー1割引、バス半額、買い物、飲食割引等
愛媛県 運転免許証 自主返納支援 事業所一覧 タクシー1割引、バス利用券交付、宿泊割引、買い物割引等
高知県 運転免許証の自主返納支援(高知県警察) タクシー1割引、バス半額、買い物、飲食割引等
福岡県 運転免許証を返納された高齢者に対する支援サービスの紹介 タクシー1割引、路線バス割引、タクシー、バス利用券交付等
佐賀県 運転免許の自主返納 路線バス半額、コミュニティバス無料、タクシー利用券交付等
長崎県 運転免許証を自主返納した方への支援(長崎県警察) タクシー1割引、バス利用券交付等
熊本県 「運転免許証自主返納者への特典」のご紹介 路線バス、電車半額、タクシー1割引等
大分県 高齢者の運転免許自主返納支援制度 タクシー、バス利用券交付、宿泊割引、買い物割引等
宮崎県 高齢者運転免許証返納メリット制度(宮崎県警察) タクシー1割引、タクシー、バス利用券交付、飲食割引等
鹿児島県 高齢者等の運転免許自主返納支援制度 路線バス半額、タクシー1割引、飲食割引等
沖縄県 運転免許の自主返納制度・運転経歴証明書について(沖縄県警察) バス半額、タクシー1割引、買い物割引等

参照:一般社団法人 全日本指定自動車教習所協会連合会「運転免許証の自主返納をお考えの方へ 〜各種特典のご案内〜

ユーカーパックでは、免許返納をされた方の不要になった車を下取り、特典もご用意しています。

くわしくは「自動車運転免許自主返納・サポートカー限定免許特典」をごらんください。

免許返納はどこでできる? 申請場所と手続き方法

運転免許証の返納は、免許センターか警察署で行います。受付時間は自治体によって異なるケースもありますが、基本的には平日の業務時間内となります。

警察署や免許センターにて本人が申請

運転免許証の返納は、原則として本人が直接警察署や免許センターで行います。代理申請は、特別な事情がない限り認められていません。

免許返納に必要な主な書類は、自治体によって異なります。管轄する都道府県の運転免許センターまたは警察署で確認しましょう。

参照:都道府県警察本部リンク

【申請に必要なもの(千葉県の例)】

  • 運転免許証
  • 交付手数料 1,100円
  • 警察署で手続きされる場合は、加えて申請用写真1枚
  • 返納する免許証の住所に変更がある方は、住民票、マイナンバーカード(マイナンバーの通知カードは不可)、変更後の住所が記載された保険証、外国籍の方は在留カードなど、住所を確認できる証明書類のいずれか1つ

期限切れの免許証は返納できる?

運転免許証が期限切れですでに失効していても、免許の返納は可能です。さらに運転免許証失効後5年以内なら運転経歴証明書の交付を受けられます
ただし、事故や交通違反などにより免許取り消しとなった場合は対象外となり、交付を受けられません。

入院や所有者死亡など代理人申請が可能なケース

申請者本人が入院している、老人ホームに入所している、自宅療養中など、やむを得ない事情があり申請者本人の意思確認ができれば、代理人による申請が認められています。代理人の条件は下記の通りです。

運転免許証の返納が可能な代理人の要件(いずれかに該当する方)

  • 親族(同居、別居は問わない)
  • 申請者が入院・入所中の病院・介護施設等職員
  • 福祉関係の有資格者
  • 成年後見人

上記に該当する場合でも、運転免許証を紛失していたり、運転免許証の取り消し処分を受けていたりすると、代理人による申請はできません。

運転免許証の所有者がすでに死亡している場合は、返納の義務は発生しません。ただし、運転免許証の有効期限が満了していないと、次回更新時に更新手続きの通知が届きます。何も手続きしなくても運転免許証は失効となりますが、前もって返納手続きをすることも可能です。

この場合、代理人による申請になり、下記の書類が必要になります。

  • 死亡した方の運転免許証
  • 死亡したことを証する書類(死亡診断書の写し、住民票の除票など)
  • 申請手続きを行う方の本人確認書類

免許返納を説得するコツや具体的な方法

免許返納制度を取り巻く環境は年々整えられていますが、それでも免許返納をためらう方はいらっしゃいます。特に家族が免許返納を望んでも、生活が不便になったり、自らの身体能力の衰えを認めたくなかったりするケースに、その傾向が強いようです。

運転自体が楽しみになっている方は、頭ごなしに「返納して」と迫ると、ご自身のアイデンティティーを傷つけかねません。ここからは、免許返納をためらう理由や本人に納得して返納してもらうコツをご紹介します。

免許返納に応じない理由とは?


出典:運転免許証の自主返納に関するアンケート調査結果:警察庁

警察庁のアンケートによると、自主返納をためらう理由の7割近くが「車がないと生活が不便なこと」です。次に多いのが「車を運転する楽しみが失われること」で、約1割となっています。

どちらの理由も、行動が制限されることに繋がります。高齢者の場合、自宅に閉じこもってしまうとロコモティブシンドロームのように移動機能が低下したり、認知症が進む可能性もあるため、生活に支障が出ないような対策を考えなくてはいけません。

家族で話し合って返納後の生活を考える

免許返納後の対策を考えるには、早めに話し合って状況を正確に理解することが重要です。

本人の身体能力はどの程度か、自治体でタクシーやバスチケットの割引などの優遇制度は用意されているかなどをチェックし、免許返納後の生活を具体的に考える必要があります。また、必要に応じて家族が車を出すこともあるかもしれません。免許返納後も不自由ない生活を送れるように、本人と家族が一緒になって対策を考えていきましょう。

また、国立長寿医療研究センターからは免許返納を説得する際に参考となるマニュアルが発行されているので、ご本人が免許返納に抵抗があるように見える場合は、こちらも一読しておくことをおすすめします。

参照:「認知症高齢者の自動車運転を考える家族介護者のための支援マニュアル」(国立長寿医療研究センター 老年学・社会科学研究センター)

ユーカーパックの免許返納への取り組み

ユーカーパックでは、近年問題となっている高齢ドライバーの重大事故に関しては自動車の流通に関わる企業として非常に重く受け止めており、免許返納により不要になった車の売却を誠心誠意サポートいたします。

長い間大切に乗られてきた愛車を少しでも高く買い取ってもらえるよう、また、初めての売却でもスムーズに進められるよう、最後まで丁寧にサポートします。
また、ささやかながら免許返納者様限定の特典もご用意しております。

免許返納を考えているけれど、踏み切れないという方への後押しになればと思います。

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  • 査定時に運転経歴証明書を本人確認書類としてご提示いただきます。
  • 成約金額とは売買が成立した車両の車両本体の成約金額です。
  • お申込みは専用申込ページおよび、お電話にて受けつけております。
    (お電話にてご連絡の場合はかならず免許返納特典ページをみてご連絡の旨をお伝え下さい。ご申告がない場合特典の対象外とさせて頂く場合がございます。)
  • カタログギフトは車両と書類の引渡しの翌々月末までに発送となります。

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