車を手放す代表的な理由を3つ紹介

車を手放そうとしている方は、誰でも必ず何かしらの理由を抱えています。

ここで紹介する内容が「自分にも当てはまるな…」と思い当たった人は、車を手放す時期に近づいているかもしれません。

車を手放す理由として多く挙げられるのは下記の3点です。

詳しく解説していきます。

生活環境の変化

車を手放す理由として大きいのは、生活環境の変化によるものです。

ライフスタイルが変わる一例としては、結婚や出産等による家族構成の変化が挙げられます。

家族が増えることで、それまではデザインや性能などが車を選ぶポイントだったのが、広さや燃費などに重視するポイントが換わることも。

また、引っ越しや就職・転職・転勤などによって、公共交通機関での移動がメインとなるため、車が必要ではなくなったり、駐車場代があまりにも高くなったため、泣く泣く車を手放した、などのケースがあるようです。

また、子どもを持つ親が送り迎えや移動のために車を利用していて、子どもの自立に伴って利用する機会が減ってしまったため、車を手放したというケースもあります。

最近では、高齢者が運転免許の自主返納を行って車も手放したというケースも増えています。

経済的な理由

車を購入する際は、頭金としてある程度のお金を支払うことになりますが、当然ながらランニングコストもかさんでいくことになります。

ガソリン代や任意保険代、駐車場代、ローンなど月々のコストは数万円にも及ぶことに加え、自動車税や車検費用などの費用も掛かります。

大きな買い物やレジャーなどでしか車を使わない、利用頻度が少ない方ではマイカーを手放し、維持費の掛からないカーシェアやレンタカーに乗り換える方も徐々に増えています。

事故・故障によるもの

事故や故障などのトラブルに見舞われた際も、車を手放す理由となります。

例としては、
「自損事故を起こしてしまった」
「エンジントラブルが起き、修理に出したが、修理費用が思いのほか高くついてしまった」などです。

事故や故障とは関係なく、単純に車が古くなったことで、車を買い換えずにそのまま手放す方もいます。古くなると、整備やメンテナンス費用が掛かったり、税金が高くなってしまうためです。

車を手放すメリット

実利を伴うメリットとして挙げられるのは、下記の3点です。

一つひとつ詳しく解説していきます。

維持費がかからなくなる

車を手放すことによる最も大きなメリットは、維持費がかからなくなることです。車を手放す理由でも解説したとおり、車の保有に経済面がネックであると感じている方は一定数います。

ガソリン代、任意保険代、駐車場代、ローン、自動車税、車検費用など、年間数十万円もかかるコストが一気に削減できることが大きなポイントです。

特に車検代は1回で数万円から十数万円ほどもかかる大きな出費です。

交通事故のリスクがなくなる

車を手放す大きなメリットは、交通事故のリスクが減ることです。

警察庁の統計によると、2020年の交通事故の発生件数は309,178件です。そのうちの死亡事故件数は2,784件にも上ります。

車を手放し、公共交通機関を利用することで、交通事故の加害者になってしまうリスクはなくなります。

体の不調や年齢による衰えを感じている方は、車を手放すことで潜在的な危険を避けられることになります。

健康維持に繋がる

「健康を維持するために、移動を徒歩や自転車に置き換えたい」と考えている方は、思い切って車を手放してみるのもいいでしょう。

日常的に体を動かす機会が増えると運動不足が解消され、健康的な生活が送れるようになります。車を所有していると、距離を問わず何かと車移動になりがちですが、車がなければ必然的に体を動かす必要が出てきます。

徒歩や自転車ではなく、バスや電車といった公共交通機関での移動がメインとなったとしても、立つ姿勢を維持するだけでも健康に十分役立ちます。

もし日常生活に車が無くても支障がない地域にお住まいで、健康に気を使っていきたい方におすすめです。

車を手放すデメリット

経済面やさまざまなリスクの軽減など多くのメリットがある一方で、車を手放すことは以下のようなデメリットも伴います。

それぞれどのような影響があるのかを詳しく解説していきます。

生活が不便になる

車を手放すことによるデメリットとして大きいのは、生活が不便になる点です。それまでの生活で車を利用していた分、車を手放した後は生活スタイルを新たに考え直す必要が出てきます。

都市部では公共交通が発達しているためそこまで大きな問題とはなりませんが、車移動を前提としている地域によっては、著しく生活が不便になる可能性があります。

買い物や通院など、日常で必須となる移動については、徒歩や自転車、公共交通機関、タクシーを利用するなどの代替案をあらかじめ用意してから車を手放すことをおすすめします。

また、カーシェアやレンタカーを利用するのは、有効な手法の一つです。しかし、需要が高くなる週末や祝日には予約で埋まっていたり、すでに空きがなかったりするかもしれません。

また地方の場合、カーシェアのステーションやレンタカー店舗が少ない場合が多く、マイカーのようにいつでも気軽に利用できるわけではない点には注意が必要です。

交通費がかえってかさむ場合も

電車やバスなどの公共交通が発達している地域の場合には、利便性で問題がない反面、交通費がかえってかさむという点は抑えておく必要があります。

駅に行くまでにバスを利用する、駅から目的地に向かうために電車利用するなど、移動に乗り継ぎが必要となるケースもあります。

移動に時間が掛かるだけでなく、結果的に月々の交通費がかさむこともあるため、車を持ち続けた場合と手放した場合の経済性を比較しておくことをおすすめします。

場合によっては「車を持っていたほうがコストを抑えられた」という結果になるかもしれません。

まとめ

この記事では、車を手放す代表的な理由やメリット・デメリットを解説してきました。

車を手放す際はさまざまな事柄を比較検討する必要があるため、「コストがかかっているから車を手放す」など、一つだけの側面で判断をしないように気をつけましょう。

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