車の購入や買い替えならローン?カーリース?サブスク?それともカーシェア?多様化する車の買い方・借り方を知ろう

車は日用品と違って軽い気持ちで買えるほど安くはない買い物です。そのため、買い方は慎重に選びたいところです。

以前は現金一括での購入かそれともローンか、という限られた選択肢の中で購入方法を検討せざるを得ませんでしたが、今では様々な選択肢の中から自分のライフスタイルに合った車の買い方・使い方が選べるようになりました。

一方で選択肢が多岐に渡る分、自分にとって一体どれが最適な車の買い方なのかが分からないと感じる方も少なくありません。

この記事では、これから車の購入や買い替えを検討している方に向けて、カーローン、カーリース、サブスクなどの「車の買い方」に加え、レンタカーやカーシェアといった車を購入せずに使う「車の借り方」の選択肢まで広げ、それぞれの特徴とどういった方に向いているのかについてご説明していきます。

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車の購入・利用の最新トレンドをご紹介

車の購入ではカーローンやカーリースが主流になりつつある

民間調査会社の調査によると、「車の購入は現金で一括」という方も一定数いらっしゃいますが、以前と比べてカーローンやカーリースを選んで購入する方は増えているようです。

自動車購入時の支払い方法

現金払い ローン・リース払い
2014年 69% 31%
2018年 62% 38%

(出典)J.D. パワー「J.D.パワー 2018年 日本自動車セールス満足度調査」

特に近年では、残価設定ローンやマイカーリースの利用者が増えている傾向にあり、カーリースに関して言えば年々増加傾向にあります。

新車販売に占めるリース車比率

新車販売台数
(台)
リース車契約台数
(台)
リース車比率
2015年 5,046,510 620,343 12.29%
2016年 4,970,258 647,412 13.03%
2017年 5,234,165 735,097 14.04%
2018年 5,272,067 772,424 14.65%
2019年 5,195,216 753,575 14.51%

(出典)一般社団法人日本自動車リース協会

上記のように新車の登録販売台数に対してリース車両の登録台数が年々増えているのが分かります。

カーローンやカーリースは自身の所有にすることができる購入方法ですので、まとまった現金がすぐに用意できない場合でも購入できる最適な方法と言えます。

買わずに乗る・借りて乗るユーザーがじわりと増加中

自家用車を所有して買い物や通勤に車を利用する方が最も多いですが、車を利用するための方法はそれだけではありません。

従来の「車は所有して乗る」という当たり前だった固定概念も徐々に変わりつつあり、近年では、レンタカーやカーシェアなど、車を購入せずに借りることで車を利用する方も増えています。

特に使う頻度が少ない方や都市部など車の保有に対するコストが高い地域に住んでいる方がその傾向が強いようです。

車を借りる需要が増えたことで、レンタカー車両台数やカーシェアの車両台数も年々増加しており、以前よりさらに車が借りやすい環境が整備されるという好循環が生まれています。

レンタカー車両数の推移(乗用車)

台数
2016年 357,280
2017年 388,396
2018年 422,480
2019年 477,378
2020年 499,234

(出典)「レンタカー車種別車両数の推移」一般社団法人 全国レンタカー協会

カーシェアリング車両数の推移

車両台数(台) 会員数(人)
2014年 12,373 465,280
2015年 16,418 681,147
2016年 19,717 846,240
2017年 24,458 1,085,922
2018年 29,208 1,320,794
2019年 34,984 1,626,618

(出典)「わが国のカーシェアリング車両台数と会員数の推移」公益財団法人 交通エコロジー・モビリティ財団

様々な車の買い方・借り方 それぞれの特徴、メリット・デメリットとは?

車の購入方法としてカーローンやカーリース、借りる利用方法としてカーシェアやレンタカーがありますが、それぞれの特徴やメリット・デメリットを簡単にまとめると以下のようになります。

車の購入方法・利用方法のメリット・デメリット

車の購入方法
利用方法
特徴 メリット デメリット
カーローン 分割払いで購入する「オートローン」と「残価設定型ローン」の2種類がある ・どれくらいの期間でローンを組むか決めることができる
・ローン期間中でも所有者は自分自身になるため、様々な変更等が可能
・金利がかかる
・所有権留保が付く
カーリース 一定期間車を借りて乗ることができ、かつ期間終了時には買取することで自身の所有にすることも可能 ・頭金なしの毎月定額で車に乗ることができる
・車検や自動車税などの管理も行ってくれる
・最終的には所有車にすることも可能
・金利がかかる
・所有者はリース会社になるため使用地やナンバー変更などの手続きはリース会社への申請が必要
サブスク型
サービス
車を一定期間借りて乗ることができる方法。
カーリースとの違いは期間終了時に必ず車は返却しなければならないことが特徴。
・頭金なしの毎月定額で車に乗ることができる
・車検や自動車税などの管理も行ってくれる
・任意保険も込みなので事故時にも安心
・金利がかかる
・車を購入することはできない
レンタカー 事前申告により申込みと借りる期間を数時間から月単位で借りることができるサービス。 ・会員登録の必要も必須ではなく月額費用もかからないため、安く借りることができる
・借りたい日数を好きな時に借りることができる
・様々な車種から選んで借りることができる
・借りた店舗以外でも返却できる
・借りたり返却をする時間帯はレンタカー会社の営業時間内に限られる
・受付の手続きに時間がかかる
・連休など需要が多い時期は車の空きがない可能性がある
カーシェア 会員制で車を借りることができるサービス。
会員であれば好きな時に空いている車にて乗ることができるので、利用したい時間だけ借りれるのが特徴。
・好きな時に好きな時間借りることができる
・都度申請などの手間が不要
・料金にはガソリン代や保険費用込みなので安心
・サービスを利用しなくても基本料金はかかる
・借りたい時に車がない時は借りられないこともある
・長時間での利用の場合、レンタカーより割高になる
・レンタカーと比べて、借りられる車種が少ない

上記の表はあくまでそれぞれの特徴やメリット・デメリットを簡潔にまとめたものですので、詳しく見ていくことでより自分に合った購入方法・利用方法が見えてきます。

カーローンとは?メリット・デメリットは?

カーローンとは、車の購入費用をディーラーや金融機関を通じて借り入れて購入する方法です。

カーローンは以前から車を購入する際に利用されている購入方法で、現在では以下のようなカーローンがあります。

  • ディーラー系カーローン
  • 銀行系カーローン
  • 自社系カーローン
  • 残価設定型カーローン

カーローンのメリットは、一括で支払えない場合にも分割購入が可能で車の登録がされた時点で所有者も本人所有の車にできるということです。

また、キャンペーンにより低金利でローンを組むことができることもあるので、カーローンの種類によっては比較的少ない金利で購入することができます。

一方で、カーローンのデメリットは種類によっては審査が厳しく時間を要すことがある点や金利がかかる点、また所有権は本人ではあるものの所有権留保が付くことが挙げられます。

利用するカードローンによって金利は3〜10%と違いがあり、それに応じて審査基準も異なります。

一概には言えませんが金利が高いローンほど審査に通りやすい傾向があり、低い金利ほど審査が厳しい傾向にあります。

そのため低い金利でも審査に通っていた方が高い金利のカードローンを利用してしまうと、その分支払いが大きくなることはデメリットになりかねません。

また、所有権留保に関しては、ローンの返済が完済するまではディーラーやローン会社にも所有権がある権利を所有権留保といいローンが組めたからと言って100%の所有権があるわけではありません。

返済が滞るようなことがあれば、最悪の場合車を差し押さえられることにもなりかねませんのでこれらデメリットには注意が必要です。

カーリースとは?

カーリースとは、リース会社が購入した車両を期間に応じてリース会社に支払うことで車に乗ることができるサービスです。

カーリースの特徴やメリット・デメリットについて詳しく見ていきましょう。

カーリースの特徴は?

カーリースは車両に対して「残価」というものを設定してリース契約を結ぶことができるので、比較的低負担で月々の支払いができるのが特徴です。

例えば、300万円の車両に対して単純な5年間の分割をした場合月々5万円ですが、300万円に残価90万円を設定したリース契約であれば月々3.5万円の支払いで済みます。

このように残価が設定されることにより車両総額を月々で払う必要がないため、比較的安価な料金を定額払いすることができます。

実際リース料金には自動車税や登録費用など税金やメンテナンス料金の入ったプランもあるため、前述したような単純な金額ではありませんが、頭金不要ですぐに車に乗ることができるのが特徴です。

カーリースは最終的には購入も可能

カーリースはリース会社が購入した車を借りて乗るので、レンタカーと同じのようなイメージを持たれがちですが、所有者があくまでリース会社になるだけで登録としては一般的な乗用車と同じとなるため、レンタカーとは異なります。

また、登録されるナンバーもレンタカーのような「わナンバー」や「れナンバー」にはなりません。

カーリースでは、期間満了時には残価等の精算をすることで最終的に車を自分のものにできるのも大きな特徴の一つです。

個人向けのマイカーリースの場合、期間満了時には買取、返却、再リース、入替と最大4つの選択肢から選ぶことができます。

現金一括で車が買えない場合でも、リース契約を通じて車両総額を定額で減らしつつ、最終的には残価のみを精算して買うことができるので一度の負担を軽減して購入することに繋がります。

メリット・デメリット

カーリースのメリット・デメリットは以下のようなものが挙げられます。

メリット デメリット
・頭金が要らずにすぐに新車に乗ることができる
・リース料金には自動車税や車検時の費用、定期的なオイル・タイヤ・バッテリーなどの消耗品交換も含めてリース料金にまとめることができる
・満了時には購入することも返却することもできる
・自動車税の支払いやメンテナンスの管理が楽
・金利がかかる
・使用地やナンバー変更はリース会社への申請が必要
・返却時に走行距離や破損による追加費用を支払わなければならないケースもある

カーリースが向いているのはこんな人

カーリースはリース会社が購入した車を契約期間中にリース料金として含まれる車両代金やメンテナンス料金、各種税金を支払うことで車に乗ることができるサービスです。

そのためカーリースが向いている人としては、以下のような方向けのサービスと言えます。

  • 今すぐ車に乗りたい方
  • 車のことが詳しくない方
  • 管理が面倒な方

頭金不要で車に乗れるほか、リース会社が自動車税の支払いやメンテナンスが入っていれば車検、定期点検の案内など随時行ってくれます。

最終的に購入できる手段としても使え、管理のサポートまで行ってくれる便利なサービスがカーリースの最大の特徴と言えるでしょう。

代表的な個人向けカーリースサービスの紹介

コスモMyカーリース

https://www.cosmo-mycar.com

コスモMyカーリースは、石油元売り大手のコスモ石油株式会社が運営している個人向けマイカーリースです。

メンテナンスパックを基本としたマイカーリースで、近くのコスモ石油のサービスステーション(ガソリンスタンド)で車検などのメンテナンスを受けることができます。

最大の特徴はコスモ石油で最大10円引きがリース期間中は受けられるなど、コスモ石油ならではの特典が含まれていることです。

いまのりシリーズ

https://www.carlease-online.jp/index.html

オリックス自動車株式会社が展開するマイカーリースは、「いまのりくん」「いまのりセブン」「いまのりナイン」というサービスを中心に5年〜9年の個人向けの商品です。

いまのりシリーズもメンテナンスパックを基本としたマイカーリースです。

最大の特徴はいまのりセブンでは5年、いまのりナインでは7年経てば乗り換えや返却ができ、最後まで乗ると残価の精算無しで車がもらえるのが特徴です。

定額カルモくん

https://carmo-kun.jp

定額カルモくんはナイル株式会社が展開するメンテナンス有りプランと無しプランから選ぶことができる個人向けマイカーリースで、ネット完結型の商品になります。

最大の特徴と言えるのが1年から最長11年のリース契約が可能なことです。

11年のリース契約をすることで毎月のリース料金を抑えることができ満了時にはそのまま車をもらえることもできます。※オプション契約が必要。(月額500円〜)

サブスク型サービスとは?

サブスクとは正式には「サブスクリプション」の略称であり、一定期間利用できるサービスのことを指します。

そのため、サブスク型サービス、いわゆる「車のサブスク」とは、契約期間自由に車に乗ることができるサービスです。

サブスク型サービスの特徴は?カーリースとサブスクの違いは?

サブスク型サービスはカーリースと同じような仕組みのため、混在されやすいですが、最も大きな違いは車の返却を前提とした契約ということです。

前述したようにカーリースは最終的に購入することもできるため、購入方法の手段として利用できますが、サブスク型サービスはあくまで車を借りる手段になります。

年単位で借りることができるレンタカーのようなものですが、車検証の使用者には本人もしくは借りた法人名が入るのでレンタカーとは異なります。

特に個人事業主や法人の場合には、利用料を経費で落とすことができるのも特徴の一つです。

メリット・デメリット

車のサブスクのメリット・デメリットをまとめると以下のようになります。

メリット デメリット
・定期的に新車に乗ることができる
・仕事で使う方は経費扱いにできる
・任意保険込みの料金なので新規で保険に加入するよりはるかに安い保険料で加入できる
・金利がかかる
・車の購入は不可
・返却時には走行距離や破損による追加費用を支払わなければならないケースもある

サブスク型サービスが向いているのはこんな人

サブスク型サービスが向いている人としては、以下のような方です。

  • 定期的に新車(様々な車種)に乗りたい方
  • 郊外への年単位での出張がある方

車のサブスクは、あくまで車を借りて乗りたい方向けのサービスのため上記のように新車に定期的に乗りたい方や一時的な年単位で車が必要な方向けのサービスになっています。

代表的なサービスの紹介

KINTO

https://kinto-jp.com/

サブスク型サービスを代表するのがトヨタ自動車の「KINTO(キント)」です。最近はCMで目にする機会も多く、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

KINTOは選べる車種も約30種類あるほか、任意保険が料金に含まれているということが最大の特徴です。

カーリースでは任意保険を含むこともできますが、新規で任意保険に加入した上でリース料金に組み込むととても高いリース料金になるのが現実です。

一方、KINTOでは任意保険込みで非常に安い金額が実現できているのが大きなメリットと言えます。

ホンダマンスリーオーナー

https://www.honda.co.jp/monthlyowner/

ホンダが提供しているホンダマンスリーオーナーは、ホンダの中古車を対象としたサブスク型サービスになります。

名称の通り、1ヶ月から11ヶ月の期間のみのサブスクになるため、唯一1年未満のサブスクとなっていていますが、こちらも任意保険込みの料金で利用できます。

ホンダマンスリーオーナーは、現在では埼玉と愛知の一部店舗のみの利用になるため全国では利用できませんが、中古車である分値段は割安になっているのが特徴です。

NISSAN ClickMobi

https://ws.nissan.co.jp/about

日産自動車が提供している「NISSAN ClickMobi」は、3年・5年・7年で契約が可能なサービスになります。

申込から車種やオプション・契約プランの選択、リース審査まで全てネットで完結するため、商談無しで自宅にいながら契約を完了することができます。

選べる車種は現時点でデイズ、ルークス、ノート、キックス、セレナの5車種のみです。また、KINTOは任意保険も料金に含まれていますが、ClickMobiでは任意保険は料金には含まれていないため、自身で任意保険に入る必要があります。

NOREL

https://norel.jp/

中古車買取・販売大手のガリバーを運営する株式会社IDOMが展開するNOREL(ノレル)は、新車もしくは中古車から選んで乗ることができるサブスク型サービスになります。

最大の特徴は新車・中古車問わず国産車から輸入車まで選ぶことができるので、様々な種類の車に乗りたい方におすすめのサブスク型サービスです。

NORELでは、任意保険込みの料金にはなりますが、オプションサービスで自損事故や当て逃げなどの補償がカバーされる「NORELケア」に加入することが出来ます。

レンタカーとは?

レンタカーは数時間から数日、あるいは月単位で車を借りることができるサービスです。

レンタカーの特徴は?

レンタカーは日帰りや連泊などの旅行、短期主張などに利用されることが多く、たまに車が必要な方や出先で便利に使えるのが特徴です。

サブスク型サービスやカーシェアのように月額料金なども取られず日数分の支払いのみなので、車を借りる方法としては最も安く借りられる手段がレンタカーと言えるでしょう。

メリット・デメリット

レンタカーのメリット・デメリットをまとめると以下のようになります。

メリット デメリット
・会員登録の必要もなく月額費用もかからないため安く借りることができる
・借りたい日数を好きな時に借りることができる
・様々な車種から選んで借りることができる
・受付の手続きに時間がかかる
・郊外店舗に関しては車の空きがない可能性もある

レンタカーが向いている人

車の借りる手段もいくつかある中で、レンタカーを利用するのが向いている方は、年間を通じて借りる日数が少ない方向きのサービスと言えます。

サブスク型サービスやカーシェアで借りる際には、月額の料金が必ず取られるので借りる日数が多い方向けと言えますが、レンタカーは月額料金がなく、借りた日数分のみの支払いで済みます。

代表的なサービスの紹介

トヨタレンタカー

https://rent.toyota.co.jp

国内でも店舗数最大を誇るトヨタレンタカーは保有台数もトップクラスなので、身近な場所に店舗がある確率が高く、好きな時に車を借りて乗ることができます。

借りた店舗ではない他店舗への返却(いわゆる乗り捨て)もできるので、行き先の最寄りの店舗に返却して、電車で家に帰るといった使い方も可能です。

ニコニコレンタカー

https://www.2525r.com/

ニコニコレンタカーは、ガソリンスタンドや車の販売店などで代理店として行なっていることが多く、料金体系は大手のレンタカー会社よりも安い傾向にあるので、価格重視の方におすすめです。

タイムズカーレンタル

タイムズカーシェアを運営しているタイムズモビリティネットワークス株式会社が展開しているレンタカーサービスです。

一番の特徴はタイムズカーシェアの会員に割引制度が適用される点です。長時間の利用ではカーシェアよりもレンタカーの方が割安となる場合が多く、用途や利用時間に合わせてカーシェアとレンタカーを使い分けることが出来ます。

カーシェアとは?

カーシェアとは、会員間でカーシェアを運営する会社が所有する車を共同利用できるサービスです。

車を借りるという点ではレンタカーとほぼ同じですが、レンタカーと異なる点もあります。レンタカーとの違いや特徴について解説します。

カーシェアの特徴、レンタカーとの違いは?

カーシェアの最大の特徴は24時間いつでも車を借りることができるという点です。

レンタカーは車を借りるために事前にレンタカーの店舗に来店して手続きをした上で車を借りる流れになりますが、カーシェアでは専用のアプリで予約をしておき、無人のステーションまで車を取りに行けばすぐに乗ることができます。

また、レンタカーでは最短でも数時間の利用料金が取られることも少なくありませんが、カーシェアでは15分単位といった比較的短時間で乗れるのも特徴です。

なお、カーシェアの多くは事前に会員登録を行う必要があり、月額基本料金と利用した料金を月ごとに支払う仕組みになっています。

メリット・デメリット

カーシェアのメリット・デメリットをまとめると以下のようになります。

メリット デメリット
・好きな時に好きな時間借りることができる
・都度申請などの手間が不要
・料金にはガソリン代や保険費用込みなので安心
・サービスを利用しなくても基本料金はかかる
・借りたい時に車がない時は借りれないことも
・長時間になるとレンタカーより高くなる
・選べる車種が少ない

カーシェアが向いている人

カーシェアは車を借りる手段として便利に使えるサービスですが、レンタカーと違う特徴として会員登録が必要で月額料金も取られるため、車の借りる頻度が多い方向けのサービスと言えます。

また、レンタカーのように1日単位や連泊で借りて使うのではなく、日常的に短時間で借りたいという使い方はカーシェアが向いています。

なお、サービスによっては、長時間パックなどを用意しているところもあるため、入会時に調べておくと良いでしょう。

代表的なサービスの紹介

カーシェアの代表的なサービスとしては、企業が保有する車を個人に貸し出す「BtoC型」のカーシェアと個人間同士で貸し借りする「CtoC型」のカーシェアがあるので、それぞれ解説していきます。

BtoC型のカーシェアとして最も代表的といえるのはコインパーキングを運営するタイムズが母体となるタイムズカーシェアですが、その他にもいくつかサービスがあります。

それぞれの特徴としては以下の通りです。

タイムズカーシェア(BtoC型)

https://share.timescar.jp/

カーシェアサービスの最大手であるタイムズカーシェア(旧称 タイムズカープラス)は、全国10000以上のステーションが利用でき、人気のサービスになっています。

ステーションはタイムズのコインパーキング内に設置されていることが多く、駐車スペースも広めであることから、運転の経験が少ない方でも駐車がしやすいのもメリットです。

カレコ・カーシェアリングクラブ(BtoC型)

https://www.careco.jp

首都圏と関西圏を中心にサービスを展開しているカレコ・カーシェアリングクラブは、コインパーキング「三井のリパーク」を展開している三井不動産リアルティ株式会社が運営し、高級車や輸入車などを含めた豊富な車種ラインナップが特徴です。

近年利用者が増えているのが個人の所有している車を貸し借りできるCtoC型のカーシェアです。

車を貸す側は副業感覚で収入を得ることができ、借りる側も趣向や用途に合わせて好きな車種を選んで借りることができるのでまさにWIN-WINの関係が成り立つサービスになっています。

Anyca(CtoC型)

https://anyca.net

Anyca(エニカ)はソーシャルゲーム大手のDeNAと損害保険大手のSOMPOホールディングスが共同出資する、株式会社DeNA SOMPO Mobilityが運営しています。

関東を中心に高級車から人気のミニバン、セダン車まで幅広い車種が登録されており、は国内最大級の個人間カーシェアリングサービスです。

登録料・月額基本料金などは不要で利用料金だけを支払うのみなので、無駄なくカーシェアを利用することができます。

住んでいる地域によってはまだまだ登録されている車が少ないところも多いため会員登録の際は家の近くで借りられる車があるかを確認してから利用していきましょう。

dカーシェア(その他)

https://carshare.dmkt-sp.jp/portal/

dカーシェアはNTTドコモが運営しているサービスです。「カーシェア」という名前ではありますが、CtoC型だけではなくBtoC型カーシェアやレンタカーを網羅したプラットフォームサービスです。

BtoC型カーシェアではオリックスカーシェア、カレコ・カーシェアリングクラブ、カリテコの3社、レンタカーはトヨタレンタカー、ニッポンレンタカーなど計9社が連携しており、CtoC型カーシェア、BtoC型カーシェア、レンタカーから用途に応じて選んで利用できます。

初期費用や月額基本料金は掛からないので、利用した際にのみ費用が発生する仕組みです。なお、ドコモユーザー以外でも登録・利用することが出来ます。

利用用途によって車の買い方・借り方を選ぼう

様々なサービスの登場によって車を利用するために必ずしも車を購入しなくても済むようになりました。

通勤などの利用頻度の高い方や自分の好きなときに自由に車を使いたい方にとってはマイカーを持つという選択は依然として魅力的でしょう。
一方、利用頻度がそこまで多くない方やできるだけ車へのコストを抑えたい方にとっては、車は持たずに都度借りる方がメリットは高いと言えます。

ご自身の利用用途や車に対する考え方によって、たくさんの選択肢の中から最も自分に合う買い方・借り方を選択をしましょう。

現在の車を手放すなら ユーカーパック

ここまで車の購入方法や利用方法について解説してきましたが、もし現在持っている車から乗り換えたい、売却したいとお考えならユーカーパックがおすすめです。

ユーカーパックは国内最大級のユーザー参加型車買取オークションです。最大8000店以上から買取オファーが受けられるので、少しでも高く売りたい方にとって非常に魅力的なサービスといえます。

査定もご自宅か最寄りの提携店舗で1回査定をするだけ。オークションの出品手配などは全てユーカーパックにおまかせできます。

車のことが詳しくない人でも安心して高く売ることができるサービスなのでぜひ活用してみましょう。

※本記事でご紹介の各社サービス内容は、各社の都合により変更される場合があります。ご利用の際は各社公式サイトをご確認いただき、ご自身の判断でご利用ください。

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