頭金の相場はいくら?車の購入時に頭金を入れるメリット・デメリットを解説
車を購入する際、頭金は購入費用と別に用意しなければいけません。まとまった現金を支払うことになるため、かなり負担がかかるでしょう。
頭金は必ず払わなければいけないルールはありません。金額もある程度なら無理のない範囲で自由に設定できますし、頭金なしでも自動車ローンの利用は可能です。
そこで気になるのは「なぜ頭金があるのか」ということでしょう。この記事では、車の購入における頭金のメリット・デメリットについて、わかりやすく解説していきます。
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目次
頭金を入れるメリット
車の購入時に頭金を用意しておくと、多大なメリットを受けられます。
結果的に金利負担が軽くなって、ローンの審査で有利になるなど、頭金なしと比べて得られる恩恵が多いです。
ここでは、頭金のメリットについて詳しくご紹介します。
借入金額が減り、金利負担が軽くなる
頭金を用意すれば、ローンの金利負担が軽くなるので、巡り巡って支払総額そのものが安くなります。
大前提として、頭金は車の購入額の一部です。仮に100万円の車を自動車ローンで購入すると、頭金なしの場合、100万円全額が借入金となり利息がつきます。
頭金として20万円支払った場合、借入金は頭金を差し引いた80万円です。利息がつくのは80万円のみなので、100万円と比べると金利負担が軽くなります。
長い目で見た時、金利負担の差は明白です。金利4%をボーナス払いなしの借入期間10年で計算すれば、100万円の支払総額は121万4,880円となります。頭金を支払った80万円なら、同じ条件の支払総額は97万1,880円。差額は24万3,000円なので、20万円の頭金で約4万円も支払総額を抑えることができます。
ローン審査に通過しやすくなる
頭金を支払うと、自動車ローン審査に通過しやすくなるメリットがあります。
ローンを使えないと、よほど貯蓄がある方でない限り車の購入は難しくなるので、このメリットは無視できません。
ローンの審査は、借入金額を対象にして審査されます。購入者の返済能力の有無も重要な基準です。
そのため購入予定の車の価格が高額すぎると、返済が難しいとして審査に通りづらくなります。
ある程度の頭金を用意していれば、借入金額も下がりますし、金融機関から経済力と計画性があると評価され、頭金の分だけ審査で有利になるでしょう。
その結果、ローン審査に通過しやすくなり、場合によっては金利が優遇されることがあります。
金利変動のリスクを避けられる
頭金を入れることで、金利変動のリスクを軽減できます。
ローンには固定金利と変動金利の2種類があります。
固定金利とは、ローンを組む際、返済終了まで金利が一定になる返済方法です。景気に関係なく3%なら3%、4%なら4%で固定されるので、計画的な返済が可能です。
変動金利とは、市場経済によって金利が増減する返済方法のことです。
変動金利は市場が低金利のうちは利率が低く、その時の返済額も安くなりますが、逆に利率が上昇するリスクも考えられるでしょう。金利は半年程度で見直されます。
また、変動金利の場合は頭金がより重要となります。頭金で借入金を減らしておけば、変動金利の利率が上がってもダメージを少なくできます。
頭金を入れるデメリット
頭金を入れるメリットは多いですが、無視できないデメリットも存在します。
頭金のデメリットについて、わかりやすく解説していきます。
多額の現金が必要となる
購入予定の車種によっても変わりますが、頭金のためにはまとまった額の現金が必要です。少なく見積もっても数十万円程度は用意する必要があるでしょう。
つまり頭金を用意するために、手元から多額の現金が無くなると言い換えることができます。
車の購入には車両代金のほか、各種税金やガソリン代、駐車場代などの維持費の支払いも必要です。ローンが適用されれば毎月一定額支払わなければいけませんし、普段の生活費やその他の支払いも滞らせるわけにはいきません。
そんな状況で頭金として多額の現金を使ってしまうと、なんらかの事情で大きな出費が発生した時、資金不足に陥る可能性があります。
頭金には現金が大幅に減るリスクがあることを、肝に銘じておきましょう。
用意できるまで車を購入できない
貯蓄に余裕がなければ、頭金分の現金を用意できるまで車の購入ができない可能性が高くなります。
自動車ローンの審査段階で頭金を求められるケースがあります。そうなると頭金なしでは実質的にカーローンを利用できないため、頭金に充てる現金が貯まるまで、車の購入手続きを進められません。
さらに、ローンの種類によっては、自動車税および自賠責保険などの初期費用がローンの対象にできない場合があります。ローン対象外の初期費用と頭金を合算すると、100万円近くになることも珍しくありません。
そのため、頭金が用意できるまで数ヶ月から数年単位で車の購入が延びることになり、場合によっては購入自体を諦めなければいけないケースも出てきます。
頭金なしでローンは組めるのか?
メリットもデメリットもある頭金ですが、自動車ローンの審査で頭金が絶対必要というわけではありません。頭金があれば審査で有利になりますが、なかったとしてもローンを組むことは可能です。
ただし、以下の2つのケースでは、頭金がないとローンを組めない可能性があります。
- 自動車ローンの借入可能額より車の購入価格が高い
- 自動車ローン以外の債務(借金)がある
自動車ローンの借入可能額は、収入や貯蓄に応じて設定された金額です。その額を超える車を購入しようとした場合、返済が滞る可能性があると判断されかねません。
借入可能額に余裕があっても自動車ローン以外に借金がある場合、借金の兼ね合いで返済能力が問題視されれば、ローンを組めなくなります。
どちらのケースでも返済能力を示し、信用を担保するためには頭金が必要です。
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頭金の相場は購入金額の何%?
頭金に明確な規定はありません。極論すると1万円でも頭金にできますが、ローンの金利などに関わってくる部分なので、低すぎるとあまり意味がありません。ローンを審査する金融機関によっては、頭金に下限を設けているので注意が必要です。
一般的には購入金額の20%〜30%程度が相場とされています。仮に車両価格が100万円の車を買うのであれば、頭金は20万円〜30万円程度が必要になるでしょう。
ただ、これはあくまで目安です。収入とのバランスや審査状況によって最適な頭金は違うので、一概に相場通りにしなければならないわけではありません。
頭金を支払うタイミング
頭金は事前にまとまった現金を用意しなければいけないため、支払いタイミングを知っておく必要があります。ほとんどの場合で、以下3つのパターンが一般的です。
- 契約時と納車時のタイミングでそれぞれ支払う
- 納車時のタイミングで支払う
- 購入契約後、納車日が決まったタイミングで支払う
分けて支払うケースでは、契約時に購入金額の何割かを手付金にして、残額を納車時に支払うことがほとんどです。そのほかは契約や登録手続きの際、頭金を全額支払うことになります。
頭金支払いのタイミングはディーラーや販売店によって異なるので、商談の段階でいつ支払えばよいのかを聞いておきましょう。
頭金の支払い方法
頭金の支払い方法は、現金払いや口座振込、クレジットカード支払いなど様々な方法があります。
ただしクレジットカード支払いのみ、カード利用限度額が頭金より少なければ、支払いができません。クレジットカードで支払いをする予定なら、カード利用限度額に注意しましょう。
どの支払い方法に対応しているかは、ディーラーや販売店によって異なりますので、事前に確認しておきましょう。
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車の頭金の相場に明確な規定はありませんが、一般的には購入金額の20〜30%が目安とされています。
また、デメリットなどもありますが、高額な車を購入する場合は頭金を用意した方がメリットが多いです。
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